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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

海図の遺跡

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ディープハワイツアーでどうしても皆に見せたい風景があった。それは2年前、ハワイ島を旅したときに出逢った絶景だ。
「ポリネシアの人々は、海を自由自在に行き来し、あらゆる島を手を伸ばした。でもその航海術を学ぶ場は海上だけだったのだろうか?」
長年の僕の疑問が、この遺跡によって解かれた。
海を見晴らす小高い上に、先住民が大切に使って来た海図がある。そこにはモアイのような細長い列柱が立ち、頂きから見下ろすと岩の方向と、海の向こうにある島の方向がピタリと一致する。列島の高さが、島の面積を指しているというから、これらを作ったハワイアンたちは、何度も海を行き来していたことを意味する。
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ツアーメンバー全員で遺跡へ上がると、大空にはまばゆいばかりの竜神が。ハワイの聖地に足を踏み入れたことを祝福してくれているのだろうか。
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大昔、ここは海の寺子屋だった。この先に何があり、どうすればそこに辿り着けるのか? それらを深く学んだ地。ここを経て、人々は大海原へ出て行った。
               ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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