中村哲先生2019-12-04 Wed 22:21
![]() 敬愛していた中村哲先生が、この世を去った。 国境なき医師団よりはるかに厳しい「ペシャワール会」の代表として活躍、2003年からはアフガニスタンで自ら重機を運転して農水路を作り続けることで、現地の人々の命と尊厳を守り抜いてきた。 遥かなる高みを目指し、目の前のことを一歩一歩着実に進む姿に、いつも勇気と心の強さを学ばせてもらっていたが、今日の午後、ジャララバードで何者かに銃撃され、命を絶った。 「皆が幸せになるためにはどうしたら良いのか?」 そんな上手い話は無いと人は言うが、それは考え抜いてないから。考えて、行動して、さらに考え抜いた先にこそ、皆が幸せになる道が見えてくる。アフガンから難民となり村や町を出ていく人々。その人たちをどうしたら呼び戻せるか、そして今いる人たちの心の尊厳をどうしたら守れるのか? 「武器ではなく、命の水を」 中村哲先生は、自身の人生を賭けて、アフガニスタンの大地に心と体を砕いた。 「皆が幸せになるためなら、何だった出来る」 テレビ番組でおっしゃられていた姿を思い出すだけで、涙が溢れそうになる。日本が生んだ本物の英雄が、また一人、いなくなる。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
世界一美しい渓谷2019-12-04 Wed 19:23
![]() カウアイ島には世界有数の渓谷がある。 年間降水雨量1万ミリ以上という世界一の雨水が無数の滝と川を作り、まるで血管のように放射状に流れていく。そこに出来たのが、ワイメア渓谷で、僕はグランドキャニオンよりも美しいと思う。その理由は、赤茶けた岩山の色だけでなく、キラキラと光る緑の森があるから。 赤い大地に流れる珍しき滝を皆で見て、愛すべき展望地「カララウ」へ。 ![]() ここからこそ、ジュラシックパークの舞台となった秘境ナパリコーストを見下ろせるのだ。 「てっちゃん、私の想っていたハワイ観が覆されたわ」 ![]() ふふふ、それこそがディープハワイ隊の醍醐味。誰も行かない場所、でも先住民たちが愛する本物の場所だけを訪れる旅なのだから。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ムーン・レインボウ2019-12-04 Wed 15:47
![]() ディープハワイ隊は、4年前も今年も満月を挟んで開催した。 その理由は、ムーンレインボーを見るため。太陽ではなく、月が作り出す真夜中の虹。それらを観ることもまたディープハワイのレア体験なのだ。 ハワイ島では残念ながら天気が良すぎて見られなかったが、世界一雨量の多いカウアイ島であればチャンスがある。初日から満月が煌々と大地を照らし始めた。詳しくは書けないが、ムーンボウを見られる秘密の滝がある。角度さえ間違えなければ、満月が滝の飛沫に虹色の橋を架けるのだ。 しかるべき時刻に皆で訪れ、祈るような気持ちで見続ける。すると、滝つぼあたりに色が生まれていく。カメラで撮影すると、やはりムーンレインボウだ。時間が経つごとに虹は大きくなる、見事な弧を描いていく。 「わぁ、肉眼でも見える、見える」 ![]() まるで少年少女のように、皆がキャッキャッする声を聴いていると、とろけるほど幸せな気持ちになる。 生涯の幸せを約束する光がグリーンフラッシュなら、自分という存在が生まれてきたことへの祝福が、ムーンレインボーだと想う。皆様、この世に生まれてきてくれて有難う。そして今日を共にしてくれて有難う。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|