両方の視点2020-04-13 Mon 16:52
![]() 小高い丘に一本桜。 良く晴れた日には、遠くに八ヶ岳の峰々が浮かび上がる。 日本は美しい。 世界150カ国の絶景を旅しても、まだまだ日本の新たな美しさに魅せられる。 それにしても、最近の空って、妙に透明感があると思いません? 科学的に調べてみると、世界中の動きが止まっているこの一か月間で、スモッグやPM2.5などが激減し、インド北部のパンジャブ州では、200キロも離れたヒマラヤ山脈が、30年ぶりに姿を現したなんてニュースも飛び込んでくる。 地球の立場になったら、いや、人間以外の生物の立場だったら、この100年で一番の楽園が今なのかもしれないな。 大切なのは、一方からではなく、多方の視点から物事を見つめること。 金子みすゞの詩、「大漁」にこうある。 はまは祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の いわしのとむらい するだろう ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
じねん2020-04-13 Mon 09:37
![]() Natureの語源をご存じだろうか? 実はラテン語のNation から来ている。意味は言わずとしれた国民や民族。つまり地球は一つの民族(自然)という思想から出来上がった。 それに対して、僕らが使う漢字では、自然は「じねん」と「しぜん」と2つの呼び方がある。しぜんという言葉は、明治30年頃(西暦1897年)に、Natureの訳語にした時から使用され始めたので、その歴史は僅か120年ほど。でも、漢語から取られたじねんは、「自ずから然る」(おのずからしかる)という意味。つまり、他社の力を借りないで、そこに在るということが「じねん」。木々や寺院、大地や空も、そこに在る。映し、映し合う世界。ただ、そこに在るということだけが、世界の真実なのかもしれない。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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