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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

両方の視点

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小高い丘に一本桜。
良く晴れた日には、遠くに八ヶ岳の峰々が浮かび上がる。
日本は美しい。
世界150カ国の絶景を旅しても、まだまだ日本の新たな美しさに魅せられる。
それにしても、最近の空って、妙に透明感があると思いません?
科学的に調べてみると、世界中の動きが止まっているこの一か月間で、スモッグやPM2.5などが激減し、インド北部のパンジャブ州では、200キロも離れたヒマラヤ山脈が、30年ぶりに姿を現したなんてニュースも飛び込んでくる。
地球の立場になったら、いや、人間以外の生物の立場だったら、この100年で一番の楽園が今なのかもしれないな。
大切なのは、一方からではなく、多方の視点から物事を見つめること。
金子みすゞの詩、「大漁」にこうある。
はまは祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
いわしのとむらい
するだろう
             ノムラテツヤ拝
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じねん

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Natureの語源をご存じだろうか? 
実はラテン語のNation から来ている。意味は言わずとしれた国民や民族。つまり地球は一つの民族(自然)という思想から出来上がった。
それに対して、僕らが使う漢字では、自然は「じねん」と「しぜん」と2つの呼び方がある。しぜんという言葉は、明治30年頃(西暦1897年)に、Natureの訳語にした時から使用され始めたので、その歴史は僅か120年ほど。でも、漢語から取られたじねんは、「自ずから然る」(おのずからしかる)という意味。つまり、他社の力を借りないで、そこに在るということが「じねん」。木々や寺院、大地や空も、そこに在る。映し、映し合う世界。ただ、そこに在るということだけが、世界の真実なのかもしれない。
            ノムラテツヤ拝
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