富士2020-04-14 Tue 19:23
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瀬戸際2020-04-14 Tue 13:09
![]() 非常事態宣言が出されてから1週間。 こんな緩い状態では、防げるものも、防げないな。 久しぶりにテレビをつければ、なぜか政治批判、他人批判、そして肝心のウィルスに対してはオブラートに包み込んだ表現のオンパレード。未だに「8割の感染者は発症しないので、安心して下さい」と平気で言っているのには驚いた。 自分だけは大丈夫、という甘い考えは捨て、皆で一所懸命対応しましょうよ。 一昨日も書かせてもらったけれど、日本の感染者数が少ないのはBCGや湿潤な気候が関係しているかもしれない。けれどその最たる可能性は、日本の医療体制の凄さ。それもCTスキャンの多数完備によることが極めて大きい思う。 今日、コロナウィルス患者の肺の画像を見せてもらったが、肺の両脇にすりガラスのような影が無数に散らばっているのが見えた。病院では、何か疑いがあれば、すぐにCTスキャンを撮り、それらの影が見えればPCR検査に回す。迅速なCTスキャンのお陰で、比較的軽傷時に対応でき、重症化してからも、最後の砦として回復した患者からの血しょう輸血治療で対処する。 でも、その医療態勢が壊れかけているのだ。いや、もう首都圏のいくつかの病院は崩壊が始まっている。そんな状態で一人でも院内に経路の分からぬ感染者が出れば、院内感染が爆発的に起こり、医療従事者の命が次々と奪われていく。 今、日本では医療従事者や、彼ら彼女らの子供たちが、ばい菌扱いされていじめられていると聞く。そのいじめている人たちは、もし自身が罹ったら病院に行かないのかな? 最後に命を預けるのは、その医療従事者たちじゃないのかな? ウィルスは今も変異を続け、致死率も高くなっている。現在の変異株なら8割は無症状かもしれない。だからこそ危ない!ということが、どうして全国民に伝わらないのだろう? 症状があれば対処できるけれど、無症状だから知らぬ内に感染が拡がってしまう。 ウィルス学の世界的権威、東大の河岡教授が言う。 「医学って何なんですかね。100年前のスペイン風邪の時と、現在。出来ることは100年前と変わらず、人との接触を避けるという手段だけなんです」 致死率という言葉がある。それは病気によって亡くなかった方を全感染者数で割ることで導き出される。でも、病気が蔓延している現状は、入院者が多いわけだから、それらを計算したところで意味がない。見るべきところは、亡くなった数と、回復した数。入院された方々の行く末は、その割合に近づいていくのだ。 昨日までの率を下記に記す。 全世界・79%(回復)、21%(死亡) アメリカ・61%(回復)、39%(死亡) イタリア・63%(回復)、37%(死亡) エクアドル・62%(回復)、38%(死亡) 日本・85%(回復)、15%(死亡) https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries 他国と比べれば、確かに日本は少ないが、今から10日前の4月3日の時点では、日本の死亡率は3%も低い12%だった。アメリカやイタリアのようにこれ以上患者が増え、完全に崩壊したら、感染者の約4割が命を落とすことになる。自分が罹っても4割死に、無症状の自分が歩くことで、接触した人を4割死なせる。経済も大切だけれど、身の回りの愛する人が亡くなる前に、皆で真剣に取り組みませんか? 「自分だけなら大丈夫だよな」。その一人がまき散らしていくのです。その甘い気持ちが、蔓延を拡大させていくのです。 今は首都圏が酷いことになっているが、ここが崩壊すれば、間違いなく地方各地に飛び火する。だからこそ守る必要があるのです。非常事態宣言の出された場所は、命をかけて人との接触を減らさないと、周りの愛する人たちの4割がこの世を去っていくのです。 もう一度、気を引き締めて、現実に向かい合いましょう。1~2カ月を2~3回で乗り越えるのか、2~3年間ずっと苦しみ続けるのか、今、ここが瀬戸際なんです。 将来、「あの団結があったからこそ、今がある」と、互いに笑い合いましょうよ。どうぞ、愛する周りの方々に届けてあげて下さい。宜しくお願い致します。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
あらしのあと2020-04-14 Tue 08:44
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