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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

マーモット

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愛して止まない動物がいる。「マーモット」。アルプスやピレネー山脈、ロッキーやヒマラヤ山脈などに暮らしている。
よく晴れた日は、岩の上で日向ぼっこ。恋の季節は雄同士が雌をかけて戦うことも。でも、基本的には平和主義。哲学的な顔をしているかと思えば、おじいちゃんみたいに痒い痒いと短い腕を伸ばして背中を掻く。
敬愛する師・星野道夫が教えてくれたっけ。
「世界中の生物が一種類でも絶滅すると、それは僕たち人間を知る手がかりが一つ無くなる」と。
そう、地球は、そこに棲む全生物は、果てのなき美で創造されている。それぞれが映し、映し合いながら生かして貰っているのだから、その映す御霊(みたま)が一種(ひとつ)なくなれば、僕らは一つ無知になっていくのだ。マーモットが平和に元気に生きていける世界が、この先も続きますように。
             ノムラテツヤ拝
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教科書採用

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よっしゃ、よっしゃ。
通算13冊目、14冊目の教科書掲載が決まった!!!
ひとつは小学3年生の国語に「イースター島の全景」が。ふたつめは小学5年生の社会に「アマゾン川の空撮」が採用された。
どちらも思い出深い作品だが、やはり苦労したのはイースター島。この島は、もう20年ほど前から何人たりとも空撮が禁じられ、制空権はすべてチリ空軍にある。イースター島に住んでいた時に何度も交渉したが、幾度もあしらわれた。
今まで20回ほど島を訪れているが、忘れもしない16回目。日本旅行さん主催でタヒチ経由のチャーター便で訪れた。島でのガイド兼写真家の観光が無事に終わり、さぁ、タヒチへ戻ろうとした時、機体は東端の滑走路から西へ向かって飛び立った。いつもなら、そのまま方向を変えずに飛び続けるのだが、風の関係だろうか、機体は大きく左へ旋回を始め、僕の前に憧れのラノカウ火口が広がった。それは生まれて初めて見る、島の全貌でもあった。
何度も通うことで、神が、自然がほほ笑んでくれることがある。あの時の風に、機長に感謝を捧げたい。
              ノムラテツヤ拝
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