人生の僥倖2020-06-10 Wed 16:54
![]() 45年の人生で、間違いなく僥倖と呼べる1日だった。 世界最強の漢・宇城先生との対談のお陰で、10年分の身体的学びがあった。指一本で5名の生徒さんたちと腕相撲で勝つ、触らずして5名を後方へ飛ばすなんて技も勿論凄いのだけれど、宇城先生の神髄は「高次元の氣」だ。 通常、僕らが言う氣とは、いわば生きるためのエネルギーや、母親が子供の腹痛を治す時に出る手からの力のようなもの。またはあの山へ行くと感じる清涼な空気感や、神社仏閣などを覆う凛とした気配なども含む。 人間は意識的な時は常識にとらわれ、その内側の世界しか力を出せない。それに対し、無意識の時は、火事場の馬鹿力や、常識外の力を出せるという。先生の言葉を借りれば「洗練された無意識」状態では、無限の能力が引き出せるという。 「調和」。 ![]() 筋肉対筋肉だと対立が生まれるが、筋肉対穏やかな心だと調和が起こる。それにより触れること無しで、相手を無力化してしまう、つまり戦わずして勝つのだ。先生の才能はそれだけにとどまらず、自身の状態を人に完璧に転写することも出来る。例えば先生が、僕にその状態を転写すれば、僕も触れることなく、人を自由自在に倒せてしまうのだ。 世界中の辺境秘境で撮影する中で、何度も不思議な体験をした。それはカメラを構え写真を撮っていると、1万回に1度くらいの割合で、自然と僕の境界線が消え、無意識、または記憶が飛ぶ。カメラの液晶を見返すと、撮ったおぼえの無い写真が1枚。それはまさに自然が撮らせてくれた珠玉となり、「自分の気配が映ってない」理想の写真となる。 「どのような状態になれば、自然との境が消えるのだろう?」 この10年ずっと考え、実践して、また考えての繰り返しだった。宇城先生にこの話をすると、ニコニコ笑い「ちょっと立ってごらん」と一言。 「いくよ、はい」 次の瞬間、頭のてっぺんから、まるで氷がピキピキと凍っていくように気が足へ抜けていく。そして全身が静かにクリスタルのように透明化していく。 「先生、この状態、何度か経験しています」 「これが、自然との調和。境という垣根が消える鍵だ」 10年間探し続けた答えが、先生の映すという技で体感させてもらい、鳥肌がたった。目を瞑り、今、先生が感じさせてくれた状態を復元してみる。 「先生、できます」 「そうだろ、体験することで、細胞(体)に革命が起こるんだ」 ![]() ここにはとても書けないようなことも、僕の体を使って感じさせてくれた。腕が伸びたり・・・縮んだり・・・、いかん、いかん、今日は、もうここまで。続きは、次号の季刊「道(どう)」(7月中旬)の巻頭対談をご覧くださいね。 https://www.dou-shuppan.com/ 先生、濃密な時間を有難うございます。夜は先生とサシ呑み、最高に刺激的でした。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
子育て2020-06-10 Wed 07:45
|
| ホーム |
|