ホタルの大乱舞2020-06-18 Thu 15:10
![]() テレビのロケは1枚の写真がきっかけだった。 アルゼンチンのパンパ地帯で撮影した、世界初のホタル大乱舞写真。黄緑に輝く蛍の道は、なんと100キロも続き、度肝を抜かれた。 「世界で誰もやっていない世界最長のホタル道を、NHKでやろうよ」 その証拠写真を抱えて、Mディレクターは企画会議に提出し、見事に番組枠を勝ち取った。 どうしてここまでの大乱舞となるのか? このホタルは一体どこに棲んでいるのか? 交尾は? ダーウィンらしい切り口で、次々と謎が明らかにされていった。 南米屈指のホタル学者・コロンビア人のアンジーからも、ホタルの蘊蓄を沢山教わる日々。大の大人が集まって、真剣にホタルに向き合うんだから、面白くないわけが無い。 まるで夢のような3週間、僕は毎晩、ホタルの愛に包まれ、風雅な光に抱かれた。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
箱根織物2020-06-18 Thu 07:11
![]() 梅雨の晴れ間を縫うように、箱根へ出かけた。 この3か月ステイホームした体は、なにを感じるかな? カメラは、ちゃんと体の一部としてフィットするかな? 心にドキドキを携えながら、仙石原の湿生花園へ。車を降りた瞬間から、体が過敏に反応する。まず空気がウマい、そして森や土や花の香りが縦糸、横糸として絡み合い、箱根そのものが壮大な織物のように映る。 大自然とは、こうも匂いの多様性があり、豊潤なのだ。たった3カ月身を置かなかっただけで、体はまるで初めてのようにリセットされていた。 コマクサやエーデルワイスを撮影し始めると、カメラはすぐに自分に吸い付いてきた。 ![]() 大好きな蒼い紫陽花や、顔を出す大きな傘のキノコ、そしてキラキラと木漏れ日を受けたクルマユリ。 ![]() 楽しいな、楽しいな。僕はやっぱりこんな場所が好き。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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