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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ネオワイズ彗星

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20時30分。梅雨の晴れ間、横浜の自宅から超望遠レンズでネオワイズ彗星をロックオン。
地球の近くへ遊びにきている彗星、それらを肉眼で見ることで、僕らを生かしてくれる地球も、遥かなる旅をしていることを実感する。地軸を中心に転回し、太陽と一定の距離を置いて巡る、果て無き長い旅の途上なのだ。          
              ノムラテツヤ拝
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2度目の体験

宇城先生本

20歳の時、不思議な体験をした。
岐阜市内の本屋カルコスに出かけた時、本棚にしまわれた一冊の本が光り輝いていた。なんだろう、と手にすると、「アラスカ光と風」、敬愛する師・星野道夫さんの処女作だった。
僕はそれまで活字の本から、出来るだけ距離を置いていた。それは僕が最も知りたいことが書かれていないという諦めに似た感覚だった。僕が一番知りたかったこと。それが「生と死」。それを知るには、現場を踏むしかないと、アラスカやアフリカに出かけ、動物たちの生死を見続けた。見れば見るほど、体験すれば体験するほど分からなくなるものが、生と死なのだと分かるのに、僕はまだ若すぎた。
星野さんの本をパラパラと開いて読むと、全身を突き抜けるような衝撃が。星野さんはアラスカの自然を淡々と書いているのだが、行間から生と死の匂いが立ち昇ってきた。漫画ばかり読んでいた僕が、生まれて初めて自分のお小遣いで買った活字の本となった。星野さんの書かれたものはむさぼるように読み込み、その後、植村直巳さんや、他の作家の本も手に取るようになった。でも、あの光り輝いた本の体験は、45歳の今までなかった。そう、無かったのだ。
数日前、出版社から届いたレターパック。上部をやぶって机上へ向けると、2冊の本がこぼれ落ちた。ビックリした。そして少し慌てた。薄い黄金色の本たちが、ボワボワと光り輝いているのだ。
世界最強の漢「宇城憲治先生」が書かれた、「宇城空手」と師の座波仁吉先生との座談禄「型は美しく、技は心で」を読み勧めると、究極の世界に踏み入った二人の世界観に圧倒された。やはり最後に行き着くところは調和、そして自然体の愛なのだと。
https://www.dou-shuppan.com/20200625-2/
宇城先生は44歳から敬愛する師と6回もこんな機会を持ち、心底嫉妬した。僕は星野さんと20歳で出逢い22歳で逝かれてしまったから。でも、だからこそ、僕はこの本に出逢えたのだ。
僕の夢が一つ増えました。この前の巻頭対談(45歳)が最初で、来年の秋に宇城先生と共にペルーを旅する。それからも先生の興味を惹く場所で一緒に過ごし、それがどこかの未来で、こんな風に実を結べたらと良いな。折角この世に生かしてもらっている同士、気を絡ませながら、先生の神髄を直に学びたいと願う。
                 ノムラテツヤ拝
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フラワーアーティスト

flower.jpg

フラワーアーティストっていうのかな?
森に棲む芸術家が、身の回りの自然を使って、野村哲也を表現してくれました。
インスピレーションで小さな青花、ナラの葉、そしてナンテンの実を選ぶ。よく見ると、オオイヌノフグリの姿も発見。
芸術は常に身近にある。自分を導管にして、想いを、イメージを表現する。それが古今東西、アートの源になるのだ。
それにしても、やっぱり青なんだ。教えてないのに、どうして分かったんだろ、僕の好きな色が。
               ノムラテツヤ拝
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