不調登山2020-07-25 Sat 19:19
![]() 早めのランチがいけなかったのかな。 登り始めて、すぐ体の異変に気付いた。胃がムカムカして、なんだか力が入らない。7合目、8合目あたりで、それらは最も顕著となり、あぶら汗が滴り落ちる。 大丈夫か? 登山前に牛乳、サバのおにぎり、から揚げは食べたけれど、食べ合わせが悪かったのかな? 2度ほど吐こうと試みたが出なかった。 ひとつ学んだことがある。僕は登山に殆ど体力を使わない。登り始めに、山の氣をどっぷりと浴び、それらに自分を合わせていく。一度波長が合ってしまえば、後は山の方が僕を頂上へ引き上げてくれる。僕はただそれらに委ねれば良いだけ。でも、それは体調が悪くなると、途端に難しくなる。自分の氣がブレ、定まらないから、山とハグ出来ないのだ。結果、急登に息があがる。ちょっと休んでは、体の声を聴き、また少し良くなったら登っていく。その繰り返しで何とか9合目へ。 ![]() ここからウコンウツギの花園が出現し、目を楽しませてくれたが、ラストの急坂を、歯を食いしばって登り切った。僕はピークハンターでは無いので、本来なら途中で引き返しても良かった。でも、このK山は、山頂から少し行った場所が、 天上の大花園になっていると聞いたからには、黙ってられない。 ![]() 頂きで腰を下ろすと、曇り空から一条の光が差してきた。さぁ、いらっしゃいという言葉が全身に響いたかと思うと、ようやく胃のムカつきが無くなっていることに気付いた。僕はこの先に起きる、圧巻の大自然をまだ知る由もなかった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
鶯色2020-07-25 Sat 08:35
![]() 目指す山はK。 霧けぶる中、一歩一歩登っていくと、稜線でウグイスの啼き声に包まれた。声の主を探してみるが、さすが忍者のような鳥。姿をなかなか見せてはくれなかった。それから20分後、山を右へ巻いた矢先、小枝に動く影を見た。 もしかして、と望遠レンズをのぞくと、それは紛れもないウグイス。よくメジロを鶯と勘違いされている方がいるが、ウグイスはとても地味な姿。でも、背中から尻尾にかけての薄緑色(鶯色)の美しさと言ったら。 ![]() 「ホーホケキョッ!!!」 毬のように胸を膨らませ、全身を使って一声に命を込める姿に、何故だか涙がこぼれ落ちそうになる。僕と鶯のランデブーは、奇跡的に5分も続くことになった。日本は広いな、人前に出続ける肝の座ったウグイスがいるんだから。動画も付けましたので、どうぞ美声をお聞きください。https://bit.ly/302hTol ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|