ラストミッション2020-10-20 Tue 17:39
![]() 「お母さん、もう一つやりたいことがあるかな」 「蟹でしょ、親子熊でしょ、後はなに?」 「やっぱり知床まで来たんだから、雲丹よね」というわけで、昼はウトロへ。知床峠を越えて、道の駅のレストランへ向かった。 タッチパネルでメニューを見ると、何故か雲丹丼の文字が薄字になって押せない。店員さんに聞いて驚いた。 「もう知床での雲丹漁が終わってしまったので」 「がびーーーーーん」 「母」、と振り返ると、寂しそうな眼差しでこちらを見る。 「ここに来る時に、ウニというのぼりが立っていたところあったよね、あそこまで戻って勝負するか、雲丹丼は諦めてイクラ丼にするか、どっちにする?」 「もちろん、勝負しましょ」 車で10分ほど戻り、恐る恐る店内へ。 「あのぉ、漁期は終わっていると思いますが、こちらは雲丹丼ありますでしょうか?」 「知床産はもう無いけれど、道内の雲丹でやってますよ」 振り返ると、母の顔がぱぁぁ~っと明るくなった。 「勝負して良かったねぇ」 うんうん、と何度も頷き、雲丹、紅白のホタテ、蟹の三食丼を頼んだ。 ![]() 「はぁ、美味しい、お父さん、健康で長生きして、また知床に雲丹を食べに来なきゃね」 「こりゃ、まいったね、お母さんには」 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
生命即神2020-10-20 Tue 08:46
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