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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

神石

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神が落とした一粒の涙。山頂に立つのが、そんな雫型の御神石だ。
一礼してから手を添えると、僕の体をグルグルと氣が巡る。目を瞑ると、らせん状に場面が変わり、この石の記憶と意味を知った。ここは星読みの場と書いたが、それ以外にも、目の前の九重連峰と阿蘇山の吹き上がるようなエネルギーの結合点。二つの頂きから、寸分違わず真っすぐ雫の頂きにエネルギーは引かれ、人々はここで祭祀を司ったのだろう。
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暦を制するものは、世界を掌握できる時代、ここは決められた高官しかやって来ることも許されなかったはず。石の並び方は、まるで北斗七星。きっと僕らの生きる地上に、輝く星を映し共に繋がりたかったのだろう。
「昔の人はどうやって繋がったのか?」とたまに質問されるが、僕には明確な答えがある。考えている人は繋がれない。全身で感じ、自身を真空にした瞬間、僕らは勝手に自動的に繋がってしまうのだ。そして気づく。元から僕らは世界と強く繋がっていたことを。阿蘇の外輪山に聖なる神石がある。それらは今も記憶を携えながら生きている。
           ノムラテツヤ拝
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年始のドラマ

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なんというドラマ。年始から泣かせてくれるなぁ。
コロナ禍で練習も大変だったであろう、箱根駅伝の選手たち。
往路では優勝候補の青学が大ブレーキで12位、それに対しダークホースの創価大学が圧倒的な力で往路を制した。復路もそのまま逃げ切るかと誰もが思ったに違いない。でも最終区間に最大のドラマが待っていた。
平成の常勝軍団、駒沢大学。スパルタ教育で鳴らした大八木監督が、もう時代遅れだと褒めて生かす育成方法に変えた。もう一度大八木監督に優勝を、それが駒大選手たちの真の想い。まさにその執念が実った瞬間だった。
最終10区に前を行く創価大との差を徐々に詰め、横に並んだ瞬間一気に抜き去っていく。背後の車からは、大八木監督の震える激が飛ぶ。
「やったね、お前は男だ!」
その声に、3年生の石川は笑顔で手を突き上げる。
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そのまま韋駄天のように、23キロを走り抜け、ゴールテープをきった。
いやぁ、泣いたわ。やっぱり駅伝は魂の繋ぎ合い、そこには人生そのものが詰まっていた。
               ノムラテツヤ拝
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謎の石群

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未だ謎に満ちる石群が阿蘇の端にある。
標高845mの山頂に、高さ5.5mもあるピラミッド型の御神石が配置され、一番東の2枚石は、その間から夏至の朝日を挟むように置かれる。最近では中央の石からシュメール文字のペトログラフも見つかり、にわかに活気づいている。
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話で分からないなら、出かけて自身で感じれば良い。そして実際に遺跡へ入らせてもらうと、ここが人為的に配置されたものだと確信した。
祭壇と呼ばれる場所が、ペルーのマチュピチュとそっくりなのだ。
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神官が立ったであろう石も、供物を捧げた間も、はっきりと手に取るように分かった。
ここは星読み場。暦を司る地であり、人為的に阿蘇の力を岩へ下ろし増幅させる場だった。御神石に触れさせてもらうと、石が持つ遥かなる記憶が飛び込んでくる。
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この後、僕は深遠な大自然の神秘世界へ誘われることになる。
             ノムラテツヤ拝
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