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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

涙の結晶

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ぬぅ、まだ宮崎はこんな聖域を隠し持っていたか。
もしかしたら、この神社、宮崎で一番好きかも。そう思わせるには十分過ぎる濃密な氣が渦巻いていた。御神体は巨石。それも横に回ると、まるで鬼滅の刃かと突っ込みたくなるほどスッパリ二つに切れ、両方を繋ぐように注連縄がかけられていた。
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日本はクールだ。ひと昔前に流行ったフレーズだが、本来はこういう場所にこそ相応しい。その成り立ちも愛する人を想いに思った涙の結晶だというから、たまらない。どれだけ素敵なアニミズム国なんだ。毎度、毎度、大自然が語りかけてくる。
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「望むものはすべて見せてやるから、しっかり日本を見て、丁寧に編みなさい」と。
有難いな。巨大な楠の樹のトンネルを抜け、いざ本殿へ向かう。
              ノムラテツヤ拝
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鳥居の先

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三本足のヤタガラスをモデルにした鳥居は、まさに彼岸の印。神々と人間界を繋ぐ扉のようにも見えた。
三本の鳥居の先には、朱色の祠と鯛の木魚。なんたる可愛さだろう。
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振り返ると、まるで子宮へ流れ込む羊水のように海波が押し寄せた。
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昔の人々がここで何をしたのかは、目を瞑り同調すれば、この場自身が教えてくれる。やはり、修験道たちが瞑想し、山を駆け上り、自分を浄化、そして神々と繋がるために今を過ごしていたのだ。

こういう言い方は嫌いだけれど、「昔の日本は凄かった。世界一のアニミズム大国として、世界最高の氣の世界を創り上げていた」のだ。
世界150カ国を撮影させてもらって、改めて日本に目を向けると、世界に誇る場が一都道府県に必ず1つは在ることに気づかされる。それらを丁寧に編みこんで、誰も見たことのない壮大な日本地図を作れないかな? ふふふ、やりたいことって、突然湧き上がってくるものなのですね。
               ノムラテツヤ拝
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