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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

体の声

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う~ん、難しいなぁ。連日、若者たちから質問が送られてくるが、どれも簡単には答えられないものばかり。でも今日はそのひとつに向き合ってみようかな?
「野村さんは、コロナ禍で最も気を付けていることは何ですか?」
「手洗い、うがい」。
これでは若者たちから愛想をつかされてしまうので、もうちょっと真剣に。
『「心の声」よりも「体の声」を聴くようにしている』、、、かな。
「僕の人生の目的は、100歳の誕生日まで地球を遊びきる」。だから目に見えない心も大切だけれど、目に見える体も同じくらい重要だ。
例えば、野球選手のイチローは何故40歳になるまで現役を続けてこられたのか? サッカーのカズはどうして50歳を超えてもなお活躍できるのか? その答えは、若い時から人よりも見ている世界が高かったから。2人の共通点は、体の声を誰よりも聴き、そのメンテナンスを重ねていたからに尽きる。
心がAと言った。体がBと言ったなら、僕はBを取る。体ファーストだ。前出の2人と比べるとあまりにお粗末な事例だけれど、僕は正月、ある人と一緒にシャンパンをガンガン呑んでいた。途中で何故かシャックリが出たが、それでも構わずワイン、日本酒と飲み進めた。
結果、翌日はもちろん気持ち悪い。あぁ、やってしまったと後悔したときはもう遅かった。心は常に快楽を求めるから呑みたい、でも飲み過ぎてその対応に追われるのは体。起きてからすぐにシャックリが続き、強引に止めてもまた出てくる。集中力が切れ、話していてもシャックリのため、苦しくなる。
参ったな・・・と、体に手を当てて聴いてみる。「今回のシャックリはお酒のせいですか?」 
即答だった。「当たり前だろっ!」。
1月2日は酒を断ち、3日の夜、日本酒を一口だけ。呑んだ瞬間、またシャックリが・・・。お酒を解禁したのは6日だった。
体が悪いのではない。僕はいつも100歳の誕生日に「地球よ、楽しかったぜ、有難う!と叫んで死ぬ」と決めているので、体はそのために動いてくれる。100歳まで元気でいられるよう、心ではなく、体自身がそれらの気持ちに合わせてくれているのだ。その声を無視したり、守らなければ、徐々に体の声は聞こえなくなり、やがて心と体のバランスが崩れていく。
僕は健やかに、軽やかに、人生を楽しみたい。だからこそ、コロナ禍の今、心よりも体の声を聴くようにしている。そして毎夜、体を撫でながら、こう言う。
「今日も元気で、生かしてくれて、有難う」
                  ノムラテツヤ拝
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視座

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日本にはまだ誰も見たことのない絶景が数多く存在する。
大切なのは視座。どうやってこの美を表現するのか?
自分の頭で考えるのではなく、自然の声に寄り添うこと。
すると、必ず思考を超えた視点が与えられる。
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自然も、動植物も、人間も同じ。
相手に寄り添い、その声を大切にしていきたい。
             ノムラテツヤ拝
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