筑波山2021-02-26 Fri 07:12
![]() 筑波山に出かけた。東の筑波、西の富士と呼ばれるほど、霊験あらたか山だが、その麓にはカメラマンたちでごったがえしていた。日本国内って、たぶん世界中で最も撮影が難しいのかもしれない。ここまで一つのところに集まる民族って、日本、韓国、中国、タイくらいなもの。 ![]() 周りの木々のリフレクションを撮影しながら、朝日を待つ。 ![]() 気温差による朝霧がたってきたぞ。僕はこれから起こる奇跡の絶景を、まだ知る由もなかった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
芸術的白焼き2021-02-25 Thu 18:59
![]() 大将はまた腕を上げていた。 黒いスレートに芸術的な白焼きが。野花と共にワサビと柚子胡椒が添えられた。歯を入れるとパリパリの皮がサクッと裂け、芳醇なウナギの身がぬるりと舌に入ってくる。もう一噛みすれば、肉厚のブリンブリンの食感が脳天へ突き抜ける。 僕は今までここまで美味しい白焼きを食べたことがない。大将にそれを伝えると、謙遜しながらも唇の端がニヤリと上がった。日本最強の白焼きが、東日本の小さな町にあった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
最強ウナギ屋2021-02-25 Thu 13:50
![]() 東日本で最もウマいウナギ屋に出かけた。 僕はタレ付きよりも、白焼き派。ウナギそのものの滋味を味わいたいのだ。 大好物のウナギを、北は北海道から九州まで食べ歩いてきたが、この店の白焼きを食べた時に今までの概念が崩された。 白焼きを追求するとは、まさにウナギの最終奥義を求めるようなものなのだと。ラーメンで言えば、味噌と塩の差。薄ければ薄いほど、味は隠せなくなり、手間だけが浮かび上がる。 電話をかけて予約し、僕が店に到着してから捌き始めるところも、味わい深い。ウナギの骨せんべいから、その静謐なウマさが津波のように迫ってくる。噛めば噛むほど髄液が浸み、舌をまあるく包み込む。 ![]() 待っている間には、小魚、モロコ、牡蠣の甘露煮が。 ![]() どれもこれも一切手抜きのない丁寧な味わいに、日本酒もすすむ。それにしても、どうだろう、この大ぶりな牡蠣と完璧な色合いは。 ![]() そして、「久しぶりですね」と特別に野菜のあげびたしまで登場。新鮮な野菜たちに透明感のある出汁がしみ、鷹の爪と山椒の葉が添えられる。パーフェクト。さぁ、お待ちかねのメインディッシュと行こう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
伝説の磐座社2021-02-25 Thu 09:03
![]() 大元の神社の形態が残る場所、それが未だ日本国内で見ることができる。大きな磐座に信仰が集まった時代、そこへ三種の神器を収めるために社が作られ神社とした。社は磐座から御霊分けをしているから、どちらに手を合わせようが同じこと。そもそも、手を合わせるとは、神々に感謝の念を唱え、自身の体と魂に手を合わせる行為。 ![]() 磐座の下には、真っ二つに割れた巨大石。 ![]() 真上から見下ろすと、周りをせせらぎで覆われていた。山から水の力で巨石が運ばれ、穿つ力できっと割れたのだろう。伝説も含めて、ここが聖域になるのに十分過ぎる雰囲気を兼ね備えていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
倒木更新2021-02-24 Wed 17:45
![]() 鳥居の向こうに三本杉。そう、ここは神の依り代となる三本の杉が祀られている。初代の杉は1699年、1747年、1749年と倒れ、現在は二代目となるが。倒れた親木は、そのままにしておくのが習わしで、今も横たわっていた。 倒れた倒木が次世代の命の母体となることはないだろうか? それらが栄養分として腐葉土となり、次の世代に命のバトンを渡していく。 ![]() 倒木更新。きっと人間もそうであるべき。僕らは若い人たちの踏み台になり、そこへ命を渡していくのだ。自然はいつも大切なことを、まっすぐに教えてくれる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |