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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

見えない社

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目に見えないものに重きを置き、在ることに手を合わせた。それが我が国の、古からの智慧だった。いつの間にか、それらは科学的に証明できるのかという話にすり替えられ、目に見えないものは怪しいものと一蹴されるようになった。
先人たちは、現在の僕らをどう思うのかな。退化している末裔の行く末を、案じてくれているのかしら?
目に見えないものを大切にして祀ってきたことが、国内を隅々まで撮影すると、手に取るように見えてくる。
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それは車一台通れる道を上った先に、地図を片手に道なき道を迷いながら登った先にぽつりと在る。
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二礼して手を合わせると、決まって風が吹いてくる。まるで何かを伝えているような、震えるような音が、全身を揺する。そして骨へ響き、記憶のイメージが流れ込んでくる。
        ノムラテツヤ拝
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霊国

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日本は世界に冠たる霊国。
巨石、巨木、磐座、神籬、神社仏閣に手を合わせ、想いを這わせてきた。コロナ禍の今だからこそ、日本に閉じ込められている今だからこそ、今まで見えていなかった場所を撮影している。
一つ見つけると、またそこから別の場所が教えられ、双六ゲームのように北へ南へ。今日は、岩が真っ二つに割れ、その表面が天然の鏡になっている聖石の下へ。左右には小さな祠があり、火を炊いた跡が。縄文から続くアニミズムの世界観が、現在まで生き続ける国、それを霊国と言わずに何と呼ぼう。天を映す大鏡の前で、僕は石からの伝言に耳を傾けた。
             ノムラテツヤ拝
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猪苗代湖

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猪苗代湖で、白鳥とオナガガモに遊んでもらった。
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気温は氷点下、嘴から垂れる水は凍り、足先も白くなっている。
シベリアから飛来する渡り鳥たちにとって、この猪苗代湖はどのように映っているのだろう。
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僕らから見れば極寒の地も、彼らにとっては暖かな楽園なのかもしれない。
大切なのは、両面から俯瞰して見ること。片面だけにとらわれないこと。
            ノムラテツヤ拝
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