倒木更新2021-02-24 Wed 17:45
![]() 鳥居の向こうに三本杉。そう、ここは神の依り代となる三本の杉が祀られている。初代の杉は1699年、1747年、1749年と倒れ、現在は二代目となるが。倒れた親木は、そのままにしておくのが習わしで、今も横たわっていた。 倒れた倒木が次世代の命の母体となることはないだろうか? それらが栄養分として腐葉土となり、次の世代に命のバトンを渡していく。 ![]() 倒木更新。きっと人間もそうであるべき。僕らは若い人たちの踏み台になり、そこへ命を渡していくのだ。自然はいつも大切なことを、まっすぐに教えてくれる。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
裏宮2021-02-24 Wed 12:12
![]() 日光東照宮に呼応する裏宮がある。 弘法大使によって開かれたこの宮は、まさに秘密の社だった。 真冬だというのに、常緑樹の葉は青々と輝き、丁寧に作られた参道はまさに光の通り道。朱色の社い手を合わせれば、細やかで女性っぽい艶やかな氣が降り注ぐ。 ![]() ここもか・・・、観光地の裏には、本当に大切にされてきた社が隠されている。それは来るものを阻み、ご縁がある人しか辿り着けない場所にひっそりと、隠れるようにしてある。 ![]() 僕はもう一度、そんな視線で47都道府県を巡り直さないと、本当の日本が見えてこないのかもしれない。面白いなぁ、クールジャパンは。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
家康の墓所2021-02-24 Wed 07:45
![]() 東照宮の最奥には、もちろん徳川家康の墓がある。 森の一本道を1159段登っていくと、まるで天上界のような墓所が。巨大な宝塔の下には、家康の棺が収められているという。 ![]() 徳川家康の遺書というものをご存じだろうか?簡単にまとめると、以下の4つ。 ・葬儀は増上寺で執り行う ・遺体は久能山東照宮に納める ・位牌は菩提寺に納める ・一周忌のあとに、日光に移す 約束通り、一周忌を経て日光東照宮に移され、東照大権現として神格化された。 ![]() 心をまっさらに平らかにして、宝塔へ手を合わすと、太陽光が舞い降り、宝塔の真ん中い瞳のようなものを感じた。肉体は滅するが、霊魂は不滅だ。まるで家康がそう教えてくれているかのような、不可思議な光だった。生(現世)と死(黄泉)の境とは、意外なほど身近に、見えない薄壁だけで隔たれているのかもしれない。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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