宇宙へ2021-03-06 Sat 17:04
![]() 「野村さん、32歳の会社員のEと申します。野村さんのブログの大ファンですが、たびたび見方を変える、俯瞰するというワードを散見しますが、どのようなことに気を付ければ、そのような見方を得ることが出来ますか? 骨折している大切な時期に申し訳ありません。どうか教えて下さい」。 あはは、骨折は大変ですけれど、そこ以外はすこぶる元気なので、もはや入院が暇です(笑)。 皆さまからの暖かな温もりで、患部の痛みはゼロ。奇跡のような状態が続いています。本当に有難うございます。心から感謝しています。 さて、Eさん、何かの壁にぶつかっているのでしょうかね? 僕に何か役立てることがあれば良いのですが。 Eさんの質問を読ませてもらい、僕が今、思い浮かぶのは、誰にでも出来て、きっと皆に効果があることです。 何か問題が起こった時に、当事者はその起こったことやモノに焦点を当てます。考えれば考えるほど、この先のスケジュールはどうしよう? そこにかかるお金の工面はどうすれば良いかなど不安の波に襲われ、一切の出口が無いように感じます。だから、最初にすることはある程度考えたら、その考えていることを止め、別の世界に切り替えること。 その視点を「夜の星」にしましょうか。東京の中心部では少ないかもしれませんが、満月でない限り、空が晴れていれば星は見えるはず。お月様やビーナスの金星、そしてマースの火星が赤く輝いていることでしょう。それらを見て、宇宙に気持ちを馳せては如何でしょうか? 今の自分の考えている枠自体を広げるのです。会社から日本へ、世界へ、そして宇宙へ。月や惑星は必ず宇宙と繋がっています。そこに想いを馳せれば、僕らは想像力という翼を使って一気に心を宇宙に飛ばせるようになっています。どうです、飛びました? 広大無辺な宇宙に自分が浮き始めましたか? すると、今、囚われている問題のあまりの小ささに気づかされるはずです。そして、夜が過ぎれば、必ず朝日のまばゆい光が差し込んできます。開けない夜は無いと昔から言われますが、まさに真理だと思います。 僕らはどうしても脳で比較してしまいがちです。だからその比較物自体を大きくすれば、それが見方を変える、俯瞰するきっかけとなっていきます。 ねっ、ぜひ今夜やってみて下さい。お星様たちも、喜んでEさんを優しく包み込んでくれますよ。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
渡り鳥2021-03-06 Sat 13:09
![]() 渡り鳥という種族を思う。 夏はシベリアやカムチャツカ半島、朝鮮などで生活し、冬になると日本各地の決まった地へ飛来する。それだけの大移動をしてまで、日本は戻ってくる場所なのか、そして夏に向かう場所はそれほどまでして向かう場所なのか? カモメの仲間で、北米最北端のアラスカから南米最南端のアルゼンチンまで1年をかけて渡る鳥もいるというから、きっと年中飛び続けているのだろう。 ![]() 鳥の真意は分からないが、人間は昔からこの渡り鳥たちに恋人や愛する人を投影した。戦地へ向かったあの人がこの鶴や白鳥のように私の元へ舞い戻ってくる。だから渡り鳥を人々は大切に見守った。 こんな風に書いていて、ハッとした。そう考えれば、僕もまた渡り鳥に属する人間なのかも。常に何処かへ移動し、そこでの感動を原動力に、また別の場所へ向かう。そうか、渡り鳥も本能だけでなく、きっと行為自体そのものが楽しいのだ。 ![]() 僕の方は今、左足が骨折しているが、空を飛ぶ翼はある。出来ないことに焦点を当てる人生よりも、出来ることに感謝できる人生を選びたい。僕はそうやって、楽しく、笑いながら、今生を飛んで行こう! ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
オーイ・ジジイ22021-03-06 Sat 07:28
![]() 16時を回ったところで、オーイ・ジジイの動きが活発化してきた。 今回はいつもの「おーい」ではなく、「熱が出ちゃってます」と新語ワードで攻めてくる。 自分で体温計を持っているのか、手で額に当てたときに感覚か? やれやれと看護婦が「熱は大丈夫ですか」と顔を出すと、「上がっとるぞ!」と決め台詞。 その後、解熱剤を出され、眠ってしまったのかな? イヤイヤ、オーイ・ジジイの食への欲求は、そんなものでは負けません。 17時過ぎからは「お願いしまーす!」の波状攻撃が。普通に数えただけでも、15回以上叫んだ。その後に痰を絡め始め、カーペッという吐く音が。 オーイジジイは、一体何処に吐いたんだ? そんな想像をする間も与えず、今度は「お願いしまーす」の10連発。今日はいつになく、看護婦が寄らない。無視され続けてパニックになっていないだろうか?何だか人ごとに思えなくなってきた。 ようやく看護師の「ちょっと待っていて下さいね」の返事が。「お願いしまーす、お願いしまーす、お願いしまーす」、ようやく認知してくれたのだ。この機をオーイ・ジジイは逃したりはしない。 「はい、来ましたよ、何ですか?」 「今、何時? 夕飯まだ?」 「今は17時半だから、あと30分ちょっとで来ますから」 そういえば、昼にオーイ・ジジイは言われていたっけ。「お願いだから時計を買って下さい」って。 「おーい、もしもーし」、今度は電話バージョン。 「あのお、これね、付けようと思ったんだけれど、どうすればいいのかな?」 「それは私たちでやるので、大丈夫です」 「僕はどうすればいいの? 言えばいいの?」 推測だが、たぶん尿カテーテルのことを話しているのだろう。 「勝手に出てくるから、特にするときに声はかけなくて良いですから」 「よく分かりましたあ。で、夕食は?」 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
| ホーム |
|