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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

フクロウのキッス

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エゾフクロウの番が、静かに嘴を寄せ合う。
「アウル(OWL)・キッス(Kiss)」。
足先で器用に痒い所をかき、日に顔を向けては薄目を開ける。
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夜行性のフクロウは、巣穴でずっと寝ていると思っていたので、そのアクティブさに驚かされた。
僕たちの知らない森で、知らない動物が夫婦で生きている幸福を思う。それは、この地球をより一つ、また一つと奥深くしてくれる。
               ノムラテツヤ拝
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オーイジジイ・ファイナル

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オーイ・ジジイ編は、今日でファイナルを迎える。
どうしてって? ちょっと早いけれど家で療養するため、午後に退院するのだ。「もし何かあれば、すぐに病院へ駆け付けること」を条件に。と言うわけで、あれからのオーイ・ジジイの総括をさせてもらおうかな。
ラスボスが出てきて、沈黙していたオーイ・ジジイ。でもそれも今朝まで。ラスボスが夜勤を終えて居なくなれば、またやりたい放題に戻るかと思われた。が、相手もさるもの。看護師チームは全体のフォーメーションを変えた。
今まではずっと女性の看護師をジジイ担当に付けていたが、今日はお相撲さんみたいなごっつい男性看護師が付いたのだ。
「オーイ・オーイ・オーイ・オーイ」
「なんですか?なんですか?なんですか?なんですか?」
おぉぉ、機敏に一回のオーイに対して、一回のなんですか返答。
「ご飯は?」
「あと2時間後です」
「点滴は?」
「この後すぐです」
「今日の散歩は?」
「午後に一緒に出かけましょう」
呼び続けることなく、すぐに来て、嫌な顔をせず機敏に対応することで、少しずつオーイ・ジジイの声も優しくなっていく。
そうだよな、僕らはつい迷惑をかけている人に鋭い目を向けてしまうが、ジジイも皆に迷惑をかけようと思ってやっているわけじゃない。ただ、どうしても疑問が沸いてくるし、寂しいから誰かの顔を傍で見ていたいのだ。
単純にジジイに巻き込まれる、異質なものをぶち当てて脳をフリーズさせる、何度も笑顔で寄り添いジジイの心をほぐしていく。オーイ・ジジイにとって、どれが良いなんて僕には分からない。でも、どのように接したいかは、皆、自分自身の心が知っている。
出逢いや別れ(=人生)とは、とどのつまり、接し方次第で、自分が拒否する方にも、求める方にも自在に変わってしまうのだ。
「自分の周りは、少し前の自分が作り上げている。そして今の自分の接し方が、少し先の自分の周りをかたどっていく。
                 ノムラテツヤ拝
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