続石2021-04-21 Wed 17:29
![]() 山道に足を取られながらも一歩一歩。滑りやすい斜面に息が切れる頃、ようやく遠くにその全貌が見えてきた。 自分の肌で感じたかったもの、それは続石(つづきいし)。遠野物語にも描かれ、武蔵坊弁慶が作ったという伝承や、世界各地に散らばる「ドルメン(人間が作った巨石記念物)」ではないかという説も。 ![]() 誰が、いつ、どのようにして作ったのか? ![]() まるで鳥居のような石組みの下をくぐりながら、古代に思いを馳せた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
ハナミズキ2021-04-21 Wed 15:19
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絶景世界192021-04-21 Wed 07:49
![]() 午前4時、四輪駆動車のジープで砂の海を走り、ナミブの最奥地「ソススフレイ」を目指す。 車を降りると、ミミズクの鳴き声が夜明け前の空に響いていた。ここから先はもう砂が深すぎて車で行くことは出来ない。何度も足をとられながら、南側の斜面をよじ登っていくこと3km、遠くに真珠のような銀色の大地と黒いアカシアの木が見えてきた。あそこがデッドフレイ(死の沼の意)、およそ1000年前に枯渇した沼地の跡だ。 足元に広がる銀色の大地は土壌に含まれた粘土質が露出し、そこに立つアカシアの木々は、炭のように固くなっていた。もう枯れてから900年以上も経ち、ここには海の霧も雨もやって来ない。極度の乾燥がバクテリアの発生を防ぎ、木々の老朽を防いでいるのだ。 午前6時半、朝日が昇ると、風景は一変した。まず砂丘の頂上に太陽光が当たり、時間と共に徐々に下がってくる。 午前7時、砂は黄金色に輝き、その上に数多ある乾燥した草が、天上に散らばる星のように煌めく。それらを背景にして、幹と枝だけになったアカシアが影絵のように浮かび上がる。まるで絵画のようだ。 “何も無い(ナミブ)”と名付けられた砂漠は、朝日という光の絵筆を使い、「アフリカ大陸で最も美しい」と形容される景色を作り上げた。奇跡の絵画、それはたった5分間だけの出来事だった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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