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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

続石

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山道に足を取られながらも一歩一歩。滑りやすい斜面に息が切れる頃、ようやく遠くにその全貌が見えてきた。
自分の肌で感じたかったもの、それは続石(つづきいし)。遠野物語にも描かれ、武蔵坊弁慶が作ったという伝承や、世界各地に散らばる「ドルメン(人間が作った巨石記念物)」ではないかという説も。
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誰が、いつ、どのようにして作ったのか?
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まるで鳥居のような石組みの下をくぐりながら、古代に思いを馳せた。
            ノムラテツヤ拝
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ハナミズキ

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ここはカルフォルニアか?
あまりに美しい青空の下、ハナミズキの花が命をひらく。
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透明な膜が張ったような艶が陽光に輝き、ピークを知らせてくれる。
涼やかな風が通りすぎ、陽光が細胞へ浸みこんでいく。
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春の美しき季節が、やってきた。
ノムラテツヤ拝
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絶景世界19

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午前4時、四輪駆動車のジープで砂の海を走り、ナミブの最奥地「ソススフレイ」を目指す。
車を降りると、ミミズクの鳴き声が夜明け前の空に響いていた。ここから先はもう砂が深すぎて車で行くことは出来ない。何度も足をとられながら、南側の斜面をよじ登っていくこと3km、遠くに真珠のような銀色の大地と黒いアカシアの木が見えてきた。あそこがデッドフレイ(死の沼の意)、およそ1000年前に枯渇した沼地の跡だ。
足元に広がる銀色の大地は土壌に含まれた粘土質が露出し、そこに立つアカシアの木々は、炭のように固くなっていた。もう枯れてから900年以上も経ち、ここには海の霧も雨もやって来ない。極度の乾燥がバクテリアの発生を防ぎ、木々の老朽を防いでいるのだ。
午前6時半、朝日が昇ると、風景は一変した。まず砂丘の頂上に太陽光が当たり、時間と共に徐々に下がってくる。
午前7時、砂は黄金色に輝き、その上に数多ある乾燥した草が、天上に散らばる星のように煌めく。それらを背景にして、幹と枝だけになったアカシアが影絵のように浮かび上がる。まるで絵画のようだ。
“何も無い(ナミブ)”と名付けられた砂漠は、朝日という光の絵筆を使い、「アフリカ大陸で最も美しい」と形容される景色を作り上げた。奇跡の絵画、それはたった5分間だけの出来事だった。
ノムラテツヤ拝
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