アミーゴ2021-04-22 Thu 18:51
![]() 花巻の旅から横浜へ帰ると、もう体がうずうずしてきた。 皆から大人しくしてなさいと言われるけれど、どうやら僕は子供なんだな。 車でふらっと箱根へ。いつもの温泉へ投宿した。これは単に遊びではなく、湯治、湯治と何故か自分に言い訳しながらも、心はウキウキしてくる。なんで心って、こんなに移ろいやすいのだろう。常に上下左右に触れながらも、やがて重心に落ち着いてくる。 骨折してから、近所の風景、そして足元の小さな世界を見つめるようになった。御殿場の丘では、空に手を伸ばすタンポポの綿毛と、その下に咲く花々。その命の勢いと輝きに、レンズを向けずにはいられないのだ。 ![]() 久しぶりに逢った友人の富士山は、雲間から姿を現し、大きくハグをしてくれる。夕照に映える富士を撮影し、帰ろうとすると、また雲が動いて太陽が美を演出する。 「久しぶりなんだから、もう少し居なよ、お話しましょ」 富士の神々と、僕は遊んでもらった。 ![]() 雲はどんどん黄金色に焼け、暈(ハロ)も出る。そして最後は太陽を星型にして見送ってくれた。 有難う、アミーゴ。また明日も、遊んでね。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
満員御礼!2021-04-22 Thu 11:40
![]() 祝、520名突破!!! 4月27日の夜開催の「さそり座満月大講演会」が、現地40名、zoomオンライン講演520名の満員御礼となった。 https://resast.jp/events/535270 ここ数日、講演の最後をどうやって締めようか迷っていたけれど、今朝はっきりとビジョンが下りてきた。マルタ島でずっと眺めていた夕日の写真を使って、話させてもらおうと思う。 断捨離組の皆様、現地に集う40名の皆様、そしてズームで参加してくれる520名の皆様、精一杯死力を尽くしますので、どうぞ宜しくお願い致します。今回は特別に全力で笑いを取りに行く講演会ですので、下ネタが少々出るのは、ご勘弁下さい。 皆で一つの場に集い、腹の底から爆笑して、次元を変えましょう! 僕らがいるのは、ココではなく、別次元へ向かう時ですから。 PS,今、ズームの枠を少しだけ増やしてくれているそうです。もしも一緒にこの場を創って頂ける方がいらっしゃれば、キャンセル待ちでご登録下さい。心優しい主催者が、きっと何とかしてくれるはずです。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
絶景世界202021-04-22 Thu 08:18
![]() イースター島には、かれこれ20回ほど通い続けているが、初期に撮影したモアイ像の写真が、とても思い出深い。 フィルムのカメラを使い、何度も通った海辺のモアイ。今のように誰もが写真を撮る時代でなかったので、撮影はいつも僕一人だった。 良く晴れたある日、満月が昇ってから海へ落ちていくまでを、ずっと撮影していたことがある。20代の僕は、バイトをしてはお金を貯め、それらをすべて旅につぎ込んだ。帰国したらまたバイトをして、そのお金で現像するという日々を送っていたので、今と比べてシャッターを切ることに集中し、1シャッターがとても重かった。 「これは本当に撮るべきなのか? 無駄にならないか?」、いつもそんな風に迷っていた。 通常、月が沈む時は、海に水蒸気がかかり見えなくなることが多いが、この夜は、最後まで四方八方に美しき光が降り注いだ。黄金色に浮かび上がるモアイ像の神々しさに、息を呑みながらシャッターに手をかける。 露出計で光を測り、フィルムの感度は50なので、シャッタースピードは20秒。あとは無事に映り込んでくれ、と祈り続けるだけ。画角を変えて、撮影位置を変えて、1枚、また1枚と手を合わせた。 そんな光景をモアイは見ていてくれたのかな? 帰国後、現像されたスライドフィルムには、あの時の空気感がそのまま映り込んでいた。 「イースター島の写真の中で、ベストショットはどれですか?」 誰かにそう問われたら、僕はきっと20年以上前に撮らせてもらった、この1枚を挙げるだろう。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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