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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

あのぉ

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あのぉ、僕とキスしてみます?
うん、するする、してみよ!
わたしもよ、わたしも。
        ノムラテツヤ拝
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桜のささやき

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桜前線は北と高地へ。
箱根のてっぺんは、まだ桜が満開だ。
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湖畔の一本桜は、五本の桜が寄り添った樹齢100年の大島桜。枝張りが23m、高さ12mの富士山型だ。
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今日はどうやって撮らせてもらおうかな? まずは松葉杖を地面に置いて、座ってみる。目を瞑って風を感じてみる。
ほら、桜のささやきが聞こえてきた・・・。
           ノムラテツヤ拝
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絶景世界21

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僕の父が働いていたのは岐阜ユースホステル。二階へ上がる階段のすぐ脇に、一枚の美しい写真が飾られていた。天を突くような急峻な岩峰に、緑の草原。そこにポツンと建つちいさな教会。
「これってどこ? 日本?」
「これはイタリアのドロミテっていうところだよ」
「ドロミテ・・・・・」
聴いたことのない不思議な響きが、僕の心へ沈殿していった。
大学生になり、自分の稼いだお金で海外へ行けるようになった時、候補地に挙がったのがドロミテ。でも、僕は兄の影響でアラスカのマッキンレー(今はデナリ山)を目指してしまった。
行けそうで、なかなか訪れなかった場所。そこへ41歳でようやく向かえることになった。
さっきまでの霧はより濃くなり、峠から先の細道は、純白の峡谷へと続いた。今日の宿はAirbnbで予約した民家。住むように旅をするには絶好の場所だ。荷物を運び入れる頃には、雨が降り始め、そのままスコールのような土砂降りに。撮影は無理だな。台所で焼きそばを作り始め、たっぷりのサラダと共に頂く夕食時、窓から西側の空を眺めると、雨雲が地平線あたりでスッパリと切れ落ちていた。
手元の時計を見ると18時40分。
まさかな・・・、10分、20分、30分、時間が経つにつれ、どんどんその雲の切れ間は東側のこちらへと移動してくる。40分後、雲の切れ間から光が漏れ始めた。雨の中、僕は慌ててカメラを手に、外の車に飛び込んだ。何処に行けば見晴らしが良いのか分からないけれど、ワイパーを強にしながら、細い坂道を上がっていく。そして夕日が西の空に姿を見せた瞬間、雨のカーテンに大きなダブルレインボーが架かった。みるみる光は強くなり、七色の雨の弓矢がクッキリと確認できる。
草地の脇に車を止め、小高い丘を駆け登った。何時消えてしまうか分からない。焦る気持ちとは裏腹に、足元は雨露で滑りやすい。あと少し、あと少し、てっぺんへまで登り切ると、眼前の絶景に息を呑んだ。
ダブルレインボーの端から端までが、しっかりと確認できるのだ。そして上空の雲が薄くなるにつれて、憧れていたガイズラー山群がまるでシルエットを脱き捨てるように姿を現した。天を突く針峰群。その前に緑の草原、そしてポツンと教会が。それらを全て包み込むように、二重の虹がまあるく輝いた。
ノムラテツヤ拝
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