山海の幸2021-05-30 Sun 13:20
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絶景世界582021-05-30 Sun 08:05
![]() 朝、漆黒の中、アザーンのような声が聞こえる。 耳を澄ますと、それがセントジョージ教会の中から湧き上がってくる。闇に浮かぶギリシャ十字。星々が流れ落ちる。横を向くと、祈りの白装束を着たエチオピア正教会の人が歩いていく。 北斗七星と南十字星、その間に浮かぶ、セントジョージ岩窟教会。白み始めたところで、下へ降りてみる。人々の祈りが浸みた十字教会と、そこを掃除する女性たち。雰囲気はまるで高野山・奥の院のよう。 次々に巡礼者が訪れ、時計と逆回りに祈っていく。男性、女性、祈る、五体投地や額をつけながら、巡る。自分の守護してくれる聖人に、手を合わせるのか、それとも全ての教会を巡るのか。白い法衣をまとい、祈る姿は純粋に美しい。一途な祈り。壁に頭を付けて祈る姿は嘆きの壁のよう。聖書の言葉が倍音となり、朝の空気に震わせ浸透する。 1つの岩をくりぬいて作ったセントジョージ教会。美とエネルギーの高さは比例することを知った。 「アジェール、アォォ」 みなの祈り声が、天へ上がる。朝日が、教会に当たり始めた。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
骨折を楽しむ2021-05-29 Sat 18:24
![]() 僕は、大切なことを忘れていた。 昨夜、温泉場で卓球をした。1/3荷重では何も出来ないので、免荷装具をつけて参戦。でも、卓球は思いのほか、上下左右の動きを使う戦い。通常なら取れるボールも、片足が装具のため、一歩が出遅れて取れない。 「ぎゃぁ~、悔しい、悔しい」、「うぉ~、なんでだよー、どうして入らないんだー、ガッテム!」 骨折してからもうすぐ三カ月経つが、初めて心の底から絶叫した。その瞬間、体に変化があった。何か今まで休眠していたボタンが押され、体の氣がカッと熱くなる感じ。 そう、僕は骨折してから、起こってしまったことを受け入れ、体の声を聴いて感謝をし、心がご機嫌様になるため出来限りのことはした。でも魂は別のことを求めていたのだ。 「折角骨折という時間を与えてやってるんだから、骨折を楽しめ。骨折だから出来ること、出来ないことを丸ごと存分に楽しめ!」と。そうそう、骨折は不治の病でもなければ、そもそも病気でもない。ただ、骨が折れて、それらが繋がり、戻るのを待つだけのこと。考えすぎて落ち込まず、気分転換させて楽しむこと。心の底から、体全体で、思いっきり骨折を楽しめば、自分も周りも活性化していくのがこの世の理(ことわり)。 ふぅ、どうしてこんな肝心なことを忘れていたんだろう。自分の馬鹿さが恥ずかしい。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
パフィン2021-05-29 Sat 17:09
![]() フクロウ、ペンギン、パフィン。これが僕の鳥類ベスト3だ。 海のピエロと形容されるパフィンは、北海道だとエトピリカ(アイヌ語)と呼ばれ、意味は美しいくちばしだ。誰も近づけないような急斜面の崖に巣をかけ、イカナゴやニシンなどの小魚を狩って生活する。どうだろう、この不可思議な顔は。 ![]() 世界は、自然は、芸術という美で創られているのが、よく分かるだろう。生まれて初めてこの鳥の存在を知ったのが、師である星野道夫さんの写真集から。憧れ続けた鳥が目の前に来てくれた時の感動は、今も忘れはしない。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
黒湯2021-05-29 Sat 11:02
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