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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

カピバラ

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カピバラは、和名でオニテンジクネズミ。その名のとおり、かなりデカい。語源は、グアラニー語の「細い草を食べる者」だ。
体を触ってみると、毛はゴワゴワし、鼻はプニンプニン。一匹のカピバラがテクテク歩いてきたかと思ったら、僕の前でお座りポーズ。
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「写真を撮らせてね」。
一枚、二枚、三枚とシャッター押したところで、立ち上がって脇を抜けていった。
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有難うね。あなたと繋がれて、幸せな一日でした。
             ノムラテツヤ拝
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いのちのかたち

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芍薬が、花開いてきた。
それらをジッと見つめると、螺旋状に回転しながら咲いていくのを知る。DNAと同じで、命の形は螺旋。お昼に食べたウドの天ぷらも、先端を見るとぐるりと渦巻いていた。僕ら人間も、気づいてないだけで、細胞が回転しながら生きている。まるで内なる惑星が存在するかのように。
              ノムラテツヤ拝
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絶景世界37

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僕がはじめてイースター島を訪れたのは、今から25年前のこと。
イースター島に20日間滞在し、憧れのモアイもほぼ撮りつくした頃、食堂で出会った島民から聞かされたのが「聖なる石」。
ラノ・カウ火山の一角に、今も信仰を集める不思議な石がある。でもはっきりした場所が分からないと言う。  
「絶海の孤島の聖なる石」。その響きに感じるものがあった僕は、急遽滞在を延ばし、翌日から探索を始めた。だが島南西部のラノ・カウ地域は広大で、一日中歩き回ったが何ら手掛かりは掴めない。砂利で滑りやすい森の中を空しく彷徨うだけで翌日も過ぎ、諦めかけた最終日。夕闇せまる草むらで獣道を辿っていた時のこと。その細道は500mほど続いていたが、途中で深い藪に行く手を阻まれた。近くの木によじ登ると、藪の向こうに何か黒い影らしきものが。藪をこいで何とかにじり寄り、その影を回り込んだ瞬間、僕は思わず声を上げた。
森の中に祀られるように、直径3メートルの丸い巨石が置かれていた。緑の苔と海藻のような地衣類に包まれた表面には、イルカのような生物と鳥の姿が精緻に彫り込まれていた。石の下には2人入れる隙間があり、火をおこした跡と微かな煙の残り香が。それはまさに聖なる磐座だった。
           ノムラテツヤ拝
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