兄貴の写真2021-05-14 Fri 17:00
![]() 僕に写真の手ほどきをしてくれたのは、4つ上の兄だった。 小さい頃から、常に僕の前を歩き、登山を始め、アウトドアフィールドでの体験をさせてくれた。 写真の構図の取り方や絞りや露出技術など、とても高く、いつも僕は羨望の眼差しで兄を見つめていた。 20歳になり、僕は写真の師と出会うことになる。世界的な大写真家・星野道夫さんだ。アラスカで出会い、そのあまりの背中の大きさに衝撃を受けた。 兄は就職の進路を、大好きなプログラミングと写真のどちらに進もうか迷い、よく僕に語り掛けた。 「俺はネイチャー写真家になるから、てつやは動物写真家になれ!」 やがて兄はプログラミングの道を選び、NTTの技術者へ。その時に、兄から想いを託された。 「てつや、お前は俺の分も含めて、大好きな写真の道を進め」 兄の写真が好きだった。静謐で、気高く、孤高で。今でも思う。僕なんかよりも、ずっと美的センスがあった。人生は色々な綾とご縁、岐路の連続だ。その分岐点に立っている人たちに僕が言えることは一つだけ。 「どちらのことを考えるとワクワク・ドキドキするか? そして血が沸き立つのか?」 その答えが出たならば、もうしめたもの。全力で命を懸けて邁進すればいい。結果が出ようが、出まいが、まずは全力でやれるだけやってみればいい。 写真の師、星野道夫さんは、僕らに何度も話してくれた。 「人生で本当に好きなものに出会うことなど、それほど多くない。だからもし出会ったら、それらを大切に育んでいって欲しい」と。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
花筏2021-05-14 Fri 15:50
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絶景世界422021-05-14 Fri 08:01
![]() プロ写真家とアマチュア写真家、その差が最も無い国が日本。 では、その小さな差とは、一体何だろう? よく、名刺を作れば誰でもプロ写真家になれると揶揄されるが、僕にとっては、差は一つ。 「自然がほほ笑む瞬間に、その場にちゃんといられること」 他に仕事を持っているアマチュア写真家は、それらの合間を縫って写真を撮る。対してプロはそれが仕事、最高の瞬間に的確な場所で準備していなければならない。 空を見上げ、雲を観察し、光を読む。最高の時間に、自分の使いたい絵筆(カメラ&レンズ)で切り取るのがプロフェッショナルなのだと思う。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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