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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

骨折を楽しむ

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僕は、大切なことを忘れていた。
昨夜、温泉場で卓球をした。1/3荷重では何も出来ないので、免荷装具をつけて参戦。でも、卓球は思いのほか、上下左右の動きを使う戦い。通常なら取れるボールも、片足が装具のため、一歩が出遅れて取れない。
「ぎゃぁ~、悔しい、悔しい」、「うぉ~、なんでだよー、どうして入らないんだー、ガッテム!」
骨折してからもうすぐ三カ月経つが、初めて心の底から絶叫した。その瞬間、体に変化があった。何か今まで休眠していたボタンが押され、体の氣がカッと熱くなる感じ。
そう、僕は骨折してから、起こってしまったことを受け入れ、体の声を聴いて感謝をし、心がご機嫌様になるため出来限りのことはした。でも魂は別のことを求めていたのだ。
「折角骨折という時間を与えてやってるんだから、骨折を楽しめ。骨折だから出来ること、出来ないことを丸ごと存分に楽しめ!」と。そうそう、骨折は不治の病でもなければ、そもそも病気でもない。ただ、骨が折れて、それらが繋がり、戻るのを待つだけのこと。考えすぎて落ち込まず、気分転換させて楽しむこと。心の底から、体全体で、思いっきり骨折を楽しめば、自分も周りも活性化していくのがこの世の理(ことわり)。 ふぅ、どうしてこんな肝心なことを忘れていたんだろう。自分の馬鹿さが恥ずかしい。
             ノムラテツヤ拝
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パフィン

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フクロウ、ペンギン、パフィン。これが僕の鳥類ベスト3だ。
海のピエロと形容されるパフィンは、北海道だとエトピリカ(アイヌ語)と呼ばれ、意味は美しいくちばしだ。誰も近づけないような急斜面の崖に巣をかけ、イカナゴやニシンなどの小魚を狩って生活する。どうだろう、この不可思議な顔は。
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世界は、自然は、芸術という美で創られているのが、よく分かるだろう。生まれて初めてこの鳥の存在を知ったのが、師である星野道夫さんの写真集から。憧れ続けた鳥が目の前に来てくれた時の感動は、今も忘れはしない。
  ノムラテツヤ拝
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黒湯

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箱根に通っていたが、今日は趣向を変えて千葉へ。
そこに黒湯と呼ばれる、温泉がある。
千葉で人気のカレー屋さんで本場の味を頂き、一路南下。
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宿に荷物を置いて、温泉へ行くと、そこにはまるでモール温泉のような黒湯が。
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舐めてみると、ナトリウムの味。炭酸水素塩・塩化物泉の、良質な山のいで湯だった。
             ノムラテツヤ拝
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絶景世界57

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朝5時に起床。
あたりはまだ真っ暗。街灯もないラオス北部の町ルアンパバーンは静まり返っていた。
目的の路地へ向かうと、現地民のおばさんが、かごに何かを入れていた。覗き込むと、米がびっしりと詰めてある。
そう、ここルアンパバーンは寺院が多いことで世界遺産になっているが、旅行者をより惹きつけるのは、未だ托鉢風景が見られることにある。
6時前、薄明かりになってきたところで、寺院からオレンジ色の袈裟を来た僧侶たちがメインストリートに姿を現した。
こっちの寺院からも、そして向こうの寺院からも、一斉に僧侶たちが歩きだすので、その姿に目を奪われてしまう。
現地民のおばあちゃん、お母さん、子供が一人一人の僧侶に米を与えてゆく。仏教用語で言うところの喜捨の心だ。
ひとり、またひとりと、肩に下げた銀容器に入れてもらい、オレンジ色の直線が続いた。
朝の托鉢風景は、人々の慈悲の道でもあった。
              ノムラテツヤ拝
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