ゆうひのちから2021-06-11 Fri 19:42
![]() 骨折してから、僕は美しい夕日を見ていなかったかもしれない。 知床のホテルにチェックイン後、皆で桟橋に夕日を見にいった。 ![]() シンボリックな岩山をモチーフにして、太陽が沈んでいくのを待った。 その穏やかで平和な時間が胸に迫る。 ![]() 世界はこんなに美しく、無償の愛で満ち溢れている。 この先、何か悩むことがあった時、僕は今日の夕日に励まされるような気がする。 自然は、いつも僕らを見つめ、そして与え続けてくれている。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
忘れられない犬2021-06-11 Fri 12:10
![]() 忘れられない犬がいた。 北海道の美瑛にある素敵なカフェで出逢った、北海道犬。犬小屋に掲げた看板には、こう書かれていた。「6カ月前に生まれました。名前はりょうさん。人間が大好きです」。 首を持とうとすると、結構な力で押し返してくる。まつ毛も白色で、可愛らしい。つぶらな瞳を見ていると、何だかシロクマを触っているような不思議な感覚になる。遊んで、遊んでと、猛アタックしてくるので、こちらも真剣に遊ぶ。さすが狩猟犬。ちょっと構っただけで、気持ちを一気に燃焼させ、興奮してくる。まるで瞬間湯沸かし器のようだ。 カフェに入ると、「犬、飼われてるんですか?」と聞かれ「以前に」と答えると「やっぱり」との返事。話を聞くと、飼い主の御主人と遊び方がそっくりなのだという。 半年後、どうしてもあの感触が忘れられずに、美瑛へ遊びに行くと、りょうさんはもういなかった。突然の病気で、急死してしまったらしい。また、君と何処かで会えるかな? 人生は一期一会。その時は、たくさん遊ぼうね。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
絶景世界702021-06-11 Fri 07:02
![]() イースター島には200以上の溶岩洞窟がある。 その中でも、僕が最も愛する洞窟へ皆様をご招待しよう。 さぁ、ヘッドランプの明かりをつけて、奥へ奥へ。 200mほど歩いたところでランプの明かりを消すと、とろけるような闇が迫ってくる。そして壁から落ちる水滴が、水琴窟のように辺りを響かせる。 日常で闇が少なくなった。だからこそ、人は自然と離れてしまっているような錯覚を覚えるのだと思う。闇は怖いものではなく、優しいものでもある。 闇の奥に一条の光が。そこに、僕が名付けた「生命の樹」がある。 天上の崩れた場所から光が射し込み、それだけで、このアボガドの木は命を繋いだ。 46歳。どうして年齢が分かるのかは、拙著「イースター島を行く(中公新書)」をご覧くださいませ。 生命の樹が、今もイースター島の洞窟から天へ聳えているのです。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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