きみのことが2021-06-30 Wed 22:35
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伊豆半島2021-06-30 Wed 15:18
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絶景世界892021-06-30 Wed 08:01
![]() 「パタゴニア」という言葉から、何を連想するだろう。 フリースを世に出したアウトドアメーカーのパタゴニア社だろうか? それともダーウィンが進化論を説いたガラパゴス諸島と勘違いする人がいるかもしれない。 ここで綴るパタゴニアは、南米大陸の最南部のことを指す。 南米大陸は13ヶ国で構成され、その中を背骨のように縦断するのが、世界最長のアンデス山脈だ。距離にして8000キロに及び、チリとアルゼンチンを東西に分断する。サッカーとタンゴの国アルゼンチンと、南北4000キロのリボンのように細長い国チリ。両国内の南緯40度よりも南の地域を“パタゴニア”という。 僕がパタゴニアに初めて出かけたのは、15年前の晩夏。その頃は、まだ旅人も少なく、インフラも整っていなかったが、ここ数年で世界各国からの観光客が爆発的に増え、今やインカの聖都・マチュピチュに次いで、南米屈指の観光地との呼び声も高い。 北部のパタゴニアは富士山のような鐘状火山や湖が多く点在し、景勝地の南部は天を突き破らんばかりの尖がった岩峰や奇岩、蒼き氷河が流れている。チャールズ・ダーウィンが旅した火の国・フエゴ島や、先住民が住むナバリノ島などの歴史地区もあり、フエゴ島の州都・ウシュアイアからは南極ツアーの船が数多く出航する。 原始の残る自然、その麓に広がる動植物に一目惚れして以来、僕はパタゴニアに毎年季節を変えて、長期の旅を20回ほど繰り返した。そして北部パタゴニアの森に念願のログキャビンを借り、移り住んだ。 写真家という職業に就き、世界中の自然を撮影する中で、最も美しい場所は“世界の果て”にあった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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