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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

絶景世界115

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日が傾き始まると、ウユニ塩湖のショータイムが始まる。
夕日が映り込む陽と近づき、水平線で静かにキスをする。
雲が紅色に染まり始め、夕焼けが周りへ飛び火していく。
その壮大な時間に身を置くと、僕たちは古代から続く何かと繋がっていく。それを師である星野道夫はこう形容した。
「私たちは、ふたつの時間を持って生きている。カレンダーや時計の針に刻まれる慌ただしい日常と、もう一つは漠然とした生命の時間である。すべてのものに、平等に同じ時が流れていること、、、、その不思議さが、私たちにもう一つの時間を気付かせ、日々の暮らしにはるかな視点を与えてくれるような気がする」
そう、その時間の外に流れる地球が営む別時間を体感すると、日々にもう一つの視点が生まれる。まるで自分を上から俯瞰してみるような、一歩引いた落ち着いた視線が。
すると、ただ在るということが、こんなにも愛おしいことに氣付くはず。すべてが必然で、奇跡であることを。
               ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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