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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

今日のピーク

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夕方、片松葉をついて散歩していたら、突然胸騒ぎが。
空を見上げると、凄い早さで雲が移動していた。
「来ちゃいます?」
「行きますよ」。その声を聴いて、僕は慌てて家へ戻る。急いで、急いで。。。
部屋からカメラと超広角レンズを持って、もう一度外へ。夕日が落ちてからは、まるで光がバトンを手渡しするように、次から次へと雲が紅色に輝きはじめる。
「ここが今日のピーク」。その瞬間、僕は狙いを定めて、一枚だけシャッターを押した。
           ノムラテツヤ拝
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ネイチャー採用

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よっしゃ、よっしゃあ。
イギリスの科学雑誌「Nature(ネイチャー)」誌の表紙に、白熊の舌出し写真が採用された。
編集長から教えてもらったのは、今号は地球温暖化がテーマ。そのメイン写真の候補に、世界中から写真が集められ、編集部内の投票で決まったという。
有難い、有難い。大好きな白熊が世界各国を駆け巡る。
          ノムラテツヤ拝
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前玉神社

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前玉と書いて、さきたまと呼ぶ。埼玉の語源となる前玉神社は、由緒ある式内社。鳥居をくぐると、一瞬で凛とした空気に包まれた。
御手洗場に行くと、金色の瞳をした黒猫がじっとこちらを凝視し、本殿の重厚な佇まいに手を合わせた。
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神社は、自分の夢をお願いするところではなく、祀られる神様の幸せを想う場所。
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「今日まで生かして頂き有難うございます。貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」
             ノムラテツヤ拝
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阪根大学3第四回目講座

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昨夜、阪根大学3の第四回目講座が終わった。
今回の講師陣は、阪根学長、舩井かっちゃん、泰然和尚の三名。予想通り、濃密な時間となった。
まずトップバッターの阪根学長は、今夜も珍品道について語り出す。今夜のお題はマッチについて。
俺たちの学生時代は、男と言えば煙草を吸っていた。だから毎度マッチを擦っていた。でもマッチは100円ライターの出現で世界から一気に激減していった。俺がペルーにやってきた時にはllama(リャマ)というマッチが売っていて、実はスウェーデン産。ペルーという国がまだマッチを作る技術のない時代、ヨーロッパから輸入していた。それがコレ。と小さな箱にリャマが書かれたマッチ箱を一つ取り出した。
ここで、伊丹十三さんの「女たちよ」というエッセイ集へ場面展開。タクシーに乗り込み、運転手と話していると、なぜかマッチの話になった。
「世界一のマッチは、やはりBENLINE(ベンラインという船会社)が作ったものですね」
「世界一のマッチは、一体何が世界一なんだ?」と伊丹十三が聞くと、運転手は明快に答えた。
「1つは臭いがしないこと、もう一つは頭が落ちないこと」
そう、日本のマッチは、火力が大きいため、例外なく最後には頭が落ちてしまうのだ。
伊丹十三は、そのマッチをなんとか手に入れ、擦ってみる。なるほど、彼の言う通りだった。軸は黒々と燃え、頭は決して落ちない。そして無臭だ。私はこの世界一のマッチを1箱1万円でも売る気は無いと文章を結んだ。
青年期、それを食い入るように読んだ阪根学長はなんとか自分もそのマッチを使ってみたいと強く願うようになる。そしてペルーで遂にそのベンラインと出会う。それを手に入れ、使ってみると納得の使い心地。でも一本、また一本と無くなり、やがて手元にはマッチ箱だけが残った。
最初はスウェーデン産だったペルーマッチも、ペルー国内で作れるように。そのマッチを擦って驚いた。臭いはせず、頭が落ちない、まさに世界一のマッチだったのだ。
僕は学長の話の展開力に舌を巻いた。皆さん、30分間、マッチだけで話続けるって、実は相当な技量がないと出来ないことなのです。そこに起承転結を付け、手元にある空のマッチ箱から話を無限に広げていく話術、さすがだなと頭を垂れました。
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2番手は舩井かっちゃん。オリンピックが始まり、気温も暑くなってきた。こんな夏は、ぜひ戦争のことを考える、想いを馳せる時期にしたらどうでしょうと提起した。
樋口季一郎という軍人の伝記本を片手に、彼の数奇な運命を分かりやすく端的に説明し、やがてこの人が北海道、つまり千島列島最北端を守った人だと教えてくれる。第二次世界大戦後、ロシアが北海道に侵攻した時、千島列島北限の占守島(しゅむしとう)で命を張って食い止めた。もしこの占守島の戦いが無ければ、ロシアは千島から北海道を攻め、東北まで占領しようと考えていたという。
これから東アジアhはよりホットスポットになる。アメリカ対中国が、キューバ危機くらいまで行く可能性は十分ある。だからこそ、暑い夏くらいは、戦争のことを考えてみませんか? 「樋口季一郎という人が北海道を守った事実を知ることも、大切だと思うのです」と話を結んだ。
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3番手は、泰然和尚。若かりし頃にアフリカのケニアまで旅した冒険譚で皆を笑わせ、後半は一転仏教の話へ。それも諸行無常の本当の意味について、我々に伝えてくれた。
諸行無常は、ほとんどの人が平家物語から学んでいる。でも、本当の意味はちょっと違う。
諸行無常とは、諸々の行は、常でない → すべての行は、同じではない。
この行とは何か? サンスクリットで行は、サンスカーラと呼ぶ。意味は自身を形成していく働き。人は生まれて、生老病死という四苦を与えられ、誰もがサンスカーラによって今を表現し、それらに支配されている。
修行という文字も、無になること、悟りを得ることではなく、煩悩(サンスカーラ)をコントロールしなさいと。
どのようにすればコントロールできるのか? それは山元副学長のようになること。すべてに感謝し、人、動物、自然に手を合わせ、愛すること。そうすればマイナスのサンスカーラが包まれ、プラスに転じていく。
泰然和尚の話を聞いて、僕はふたつの言葉が浮かんだ。私利私欲と、自利利他。それがサンスカーラの働きなのかな。
後半は、本について、図書館について、そしてオリンピックについてを皆で語り合った。皆が幸せになるために、時を共有し、学び、感動し、笑い合う。
阪根大学は、素敵な場だな!としみじみ感じてしまった。まだ阪根大学に入学出来ますので、もしご興味のある方は連絡下さいね。
https://fieldvill.wixsite.com/sakane3
試験的ですが、学割も始めましたので、次世代を担う若き方々も、ぜひ一緒に智を共有しましょう。
              ノムラテツヤ拝
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またたび

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不思議な植物に出会った。
ミヤママタタビ。一般のマタタビとは違い、葉が白から赤へまるで虹色へ変化していく。
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調べてみると、花が咲いた時は、葉を白くして虫たちを呼び寄せ、実が出来た時は葉を赤くして鳥を呼ぶ。
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すべては次世代に命を繋ぐため。受粉して、鳥に食べてもらって糞によって、種子を遠くに運んでもらうのだ。
自然の叡智に、僕はカメラを向けた。
         ノムラテツヤ拝
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