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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

23枚目

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よっしゃぁ、教科書掲載通算23枚目が決定!
中学一年生の国語に、マオリ族の聖地で会った羊の親子の写真が採用された。授業中、少しだけ異国に想いを馳せてくれたら嬉しいな。
           ノムラテツヤ拝
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日本 | コメント:0 | トラックバック:0 |

骨太酒

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「日本で一番骨太な日本酒は?」と誰かに聞かれたら、僕は迷わず「愛知の義侠」と即答する。
園児たちの講演が終わった後、久しぶりに義侠の蔵を訪れると、社長のマー君、美人の奥様のけいちゃんが和装で出迎えてくれた。
「お久しぶりです」、頭を下げるマー君を見ていると、ほんと絵にかいたような美男美女のカップルだなと目を細めてしまう。
早速新しい試みをしている蔵を見せてもらう。コロナ禍を逆手にとっての強気の設備投資は、盤石の経営の賜物。
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心臓部の室に入れてもらい、麹菌の入った酒米を見る。
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どうだろう、この色白さと畝の美しさは。さすが、世界で最も手がかかるお酒が日本酒と言われるだけはある。
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そしてお楽しみの発酵タンクへ。覗かせてもらうと、一人息子のようちゃんが、「なんだかバナナの香りがする」と呟いた。うむむ、幼稚園児のようちゃんは、もう義侠12代目の帝王学を日々学んでいるわけだ。
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「僕は料理人たちにうちの蔵を見てもらってから、ここで料理会が出来るようにしたい」と、改修中の母屋を見せてもらう。
「お父さんは外へ外へ攻め、マー君はその逆をやろうとしているのね」
「どう思います?」
「良いと思うよ。マー君がやりたいようにやることが、お父さんへの一番の供養だと思うよ」
「はいっ」
超強気のお父さんのDNAをしっかり受け継ぎ、まっすぐな瞳で、取捨選択する姿は、見ていて清々しかった。
骨太の経営から生まれる酒は、日本屈指のどっしりした味わい。
「今年も最上級酒の「妙」が、2日前に完成しました」
「ふふふ、お正月に大切に飲ませてもらうね」
「感想、お待ちしております」
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その自信に満ちた顔に、出来上がりの良さを確信した。お米の味を最大限引き立たせ、毎日飲んでも決して飽きない食中酒、それが僕にとっては義侠さん。
もし飲まれたことのない方は、ぜひトライされて下さいね。とんでもなく美味しいですぞよ。
              ノムラテツヤ拝
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阪根大学3第九回講座

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全国の緊急宣言があけた昨夜、阪根大学3の第九回目講座があった。
いやぁ、奥深く、色々なことを考えさせる回だった。
まずはご帰国された阪根学長の乾杯から。今は自主隔離中で、横浜近くのホテルからの参戦だ。
一発目は僕。最近巡った中で最も感動した、石川の能登と、新潟の佐渡を写真を交えて話させてもらった。
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二番手は舩井のかっちゃん。今回のテーマはアルゴリズム。AI、人工知能、ディープラーニングについて話が進み、自動運転のトロッコ問題で僕ら人間側の問題点を指摘した。そしてかっちゃんなりのアルゴリズムの解釈が最高だった。アルゴリズムの本質は楽ちんなこと。この先、時代が進めば進むほど、歯を食いしばらず、頑張らず、楽ちんに結果を出せる時代が到来する。努力をして頑張る、成せば成る、背中を見てついて来い、これらはアーキテクチャーの分野。もうその時代は終わったのです。かっちゃんの言葉に、学生たちの息を呑む音が聞こえる。
「マインドの問題ではなく、ソウルのバランスがより大切な時代になっていく」。これからの時代は、好き勝手なことをやれば良いわけではなく、より精神性を高めていく必要があると説いた。
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ラストを締めるのは、山元副学長。
村上先生のサムシンググレートの話から、大ちゃんの話へ。
「僕が生きていること 君が生きていること ここにこうしていること」
この詩の奥深さを、自身の体験を持って皆に語った。
そしてモナの森に植樹した桜が折れていたこと、車に五寸釘が刺さってパンクしたことを伝え、本当に必要なことしか起きないのであれば、その理由は何なのか?
「もっと謙虚に誠実に生きていくと良いよ」と教えてくれているのかな、村上先生が仰られたように、宇宙の手のひらの上で私たちは生きている。色々なことが起きても、受け止めて生きていく。
まるで神の声のように、阪根大学の皆の心に響き渡った。何があっても、それは自分自身で責任を持つこと。外部ではなく、内部で問題を紐解き、解決すること。だからこそ、副学長の心はいつも平らかなのだろう。
後半は、緊急事態宣言が解除されて、戻ってきたものを講師で語り合う。
やましたひでこさんは、2年ぶりのリアル講演会を岐阜で開催、無事に成功を収めた話から、コロナ禍ではなく、これは自粛禍なのだ!、私たちは拘束の中で生きていくのは難しい。だから移動の制限、面会の制限を二度と起こしてはいけないと熱い想いを爆発させた。
あんちゃんは、人の意識がようやく変わってきたんだと思う、目の前の事象は変わっていないのに、意識が変われば見えるものが違ってくる。
皆が自分の言葉で、今を語ってくれる有難さ。それが阪根大学の強みであり、想い。皆で真実の智を共有し、一緒に幸せの道を進んでいくのだ。
             ノムラテツヤ拝
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絶景世界185

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時が止まる。
無風で森のざわめきもない。山々に囲まれた湖が静寂を作り出す。
遠くで鳥が飛び立つが、音は届かず、枝が少しだけ落下するのが見えた。自分も安心して、その世界へ入っていく。
目の前に鎮座するのは、名峰ドライチンネン。その山肌に最後の光が当たり、静謐に染まっていく。どれだけボーっと佇んでいただろう、自然に抱かれていたのだろう?
山頂から最後の光が離れると、天空に一番星が瞬き始めた。町の中にいるより、こんな自然の中にいる方が好き。自分が生かさせて貰っているという確かな手触りがある。そう、拍動音が聞こえるような静寂を、僕はこよなく愛している。
              ノムラテツヤ拝
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