fc2ブログ

写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

名嘉睦稔

DSC00628.jpg

つっちーの買った敷地内を案内してもらう。
「ここにインフィニティープールを作って、あそこからはキャノピーを。洞窟探検もできるよ」
壮大な遊び場が、イメージとして見えてくる。これは面白くなりそうだな。
DSC00630_20211205184414b8f.jpg

「ここは昔のレセプションだったところ。後ろのレリーフはなんか有名な人が作ったみたいだよ」
近づいて見ると、確かに蝶のフォルムとかが美しい。
DSC00648_20211205184413cd0.jpg

「素晴らしいじゃん、これ」と、レリーフの脇を見たら、のけぞってしまった。
群蝶 名嘉睦稔。
IMG_0525.jpg

「これって、名嘉陸念の作品じゃん」
「誰それ? 知らない」
「・・・・・・・・・」
「マジ???」
「まじ」
つっちーに名嘉睦稔の歴史を簡単にレクチャーし、僕は見入った。
レリーフの右端には、名嘉睦稔のサインと、日付が。1986年2月18日。33歳の時の作品だ。
DSC00645_20211205184413f81.jpg

若かりし頃は、木版だけでなく、こんな大型のレリーフを作っていたことにビックリ。
「これ、売ったら凄いことになるんじゃない?」
DSC00650_202112051844124af.jpg

「良かった、もう少しで壊すところだったわ」
「・・・・・・・・・」
「きっと、沖縄の神様が、アートの神様が、この作品を守るために、僕らを今日逢わせてくれたんだろうね。素晴らしい芸術が、つっちーのせいで一つ消えてしまうところだったもの」
せっかくだから、この見事な作品の前で、御姫様だっこ。これが気持ち良いんだよなぁ。
               ノムラテツヤ拝
IMG_9897.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

日本 | コメント:0 | トラックバック:0 |

天空レストラン

DSC00583_2021120514303404e.jpg

やんばるに新しくできた天空レストランへ。
来月1月15日~16日にかけてのやんばる隊で使うため、下見に出かけた。
https://tetsuya89.wixsite.com/website-2022
見て、見て、この圧倒的な光景を。
DSC00607_20211205143033d3a.jpg

エメラルドとサファイアを混ぜ合わせたかのような蒼色に、テンションマックス。
DSC00599_20211205143034bbd.jpg

でも、食事はサービスも味も含めて、極めてフツーだった(泣)。
これは何とかしなければ、と想いながら車に乗ったら、目の前に駐車した車から見覚えのあるシルエットが。
んっ、まさか? 嘘でしょ?
あちらも、僕をマジか?という顔で覗き込んでくる。
「つっちー!」
「てっちゃん」
なんて狭い世の中。どうして? どうして?と聴く僕に、ツッチーも、どうして、どうして?と会話が進まない。
実はつっちーは、このレストラン周辺の開発に携わり、すぐ脇の土地を買ったという。
「ここを遊びのスペシャリストたちの活動場、自然が好きな人たちの発信基地にしたくてね」
ふふふ、素敵、素敵。
「てっちゃん、時間ある? 案内するよ」
           ノムラテツヤ拝
DSC00626.jpg
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

日本 | コメント:0 | トラックバック:0 |

新世界写真47

047_2021120509282526a.jpg

カウリの森の基点にしたオマペレの村。
海辺の森に埋まるように家々が点在し、なんとも優しい風景だ。
民泊した宿の裏の丘には、真っ白いユーカリが空を掴むように立っていた。
森の神の撮影が終わり、戻ってくる途中、夕日がゆっくりと海へ沈んでいく。牧草地の草も長い影を落とし、牛も太陽に目を細め、沖の砂丘は黄金色に輝いていた。
今日も一日が終わっていく。
「良い日だった」
こんな時間を過ごさせてもらうことに感謝の念が湧き上がる。
この美しい地球という完璧な生命体に選ばれ、僕たちは皆、例外無く生まれてきた。いや生まれただけではなく、この世に産んでもらってからも常に地球は僕たちを見つめ、抱きしめてくれる。
そんな愛を受け続けるまばゆい時間。それらを想うと、世界が愛おしくて仕方がなくなる。
  ノムラテツヤ拝
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

新世界写真 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |