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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

青ヶ島

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八丈島から南へ南へ。
海には光の泉が作られ、その美に見とれる。
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やがてハワイのカウアイ島のような断崖絶壁が迫ってくる。
これが僕の夢の島。山肌にへばりつくように人の営みがある。
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着いた、着いた、着いた、僕は心の中で叫んでいた。
「青ヶ島に着いたぁ~!」
楽しくて、嬉しくて、死にそうになった。
         ノムラテツヤ拝
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ヘリ乗り込み

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「18キロオーバーですね、超過料金は3600円になります」
くすん、まぁ、仕方ないか・・・。
八丈島からはヘリ。一人5キロまでしか無料で持ちこめず、他はキロ200円の追加料金となる。
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久しぶりのヘリ。向かう先は、ここから70キロ南の宝島。憧れ始めて5年。ようやく向かう時期がやって来た。
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さぁ、乗り込むぜ! 
          ノムラテツヤ拝
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新世界写真76

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岐阜市内の水道山へ登ると、紅白のテレビテレビ塔が見えてきた。その麓に昔、白亜の岐阜ユースホステルがあったことを知る人はどれだけいるだろう?
父がここに40年ほど勤務していたため、僕は幼少の頃からこの山が遊び場だった。今も、森の中を歩けば、あの頃の思い出が、ありありと浮かんでくる。風は強いが、太陽が背中をほっこりと温めてくれる。懐かしいユースへ続く石段を上ると、平地にススキの穂が揺れていた。
この地で僕は無数の出逢いをした。毎日泊まりにくる世界各国からのお客さん。瞳の青い旅人、髭の濃いダンサー、クタクタの服を着たバックパッカー。そして旅人たちをもてなす側の各大学のユースホステルクラブのお兄ちゃん、お姉ちゃんたち。僕はそんな人たちに、沢山手をかけてもらったんだな・・・と、何だかしみじみとしてしまった。
建物や生命はいつか必ず朽ちる時がやって来る。でも最後に残る大地には様々な生命が、時々の気持ちが記憶として降り積もっていく。
南米チリに住むマプーチェ族のセルマばあちゃんが「大地の掟」を教えてくれたっけ。
「遠く日本からきた友よ、耳を澄まし、良く聞きなさい。私たちの足下に広がる大地は祖先の灰で出来、常に仲間の生命で溢れているの。大地が人間に属しているのではなく、人間が大地に属している。全てのものが悠久の時を超えた血のように繋がり、綿々と続いてきた。つまり大地に唾する者は、自分の血を汚しているのと同じこと。土地の所有権をめぐって人々は争いを起こす。でも、最後に人を所有するのは誰だい?大地ではないのかい。誰もがいつかは、その下に埋められるのだからね」
岐阜ユースの建っていた地に、静かに手のひらで触れてみる。さっきまで吹いていた風は止み、鳥の声が聞こえ始めた。
          ノムラテツヤ拝
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