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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

玉石垣

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八丈島には、見事な玉石垣を見られる地がある。
江戸時代、潮に洗われた丸石を一つ運ぶと、おにぎりを一つ貰えたという。
それらを組み合わせて石垣にしたり、生け垣にしたり、はたまた技術を見せつけるように曲面にしてみたり。
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それぞれの石に個性があり、それを適材適所に埋めていく技は、まさに芸術。
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遠くには八丈小島が聳え、まるでタイムスリップしたかのようだった。
             ノムラテツヤ拝
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愛の総意

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どうして人は、誰かのために役立ちたいと思うのかな? なぜ人は、誰かに有難うと言われると嬉しいのかな?
それはきっと世界の共通語だから、本能だから、そして山元加津子さんの言葉を借りれば、皆でひとつの命を生きているからなのだろう。
トンガの大爆発から数日たち、海外のメディアではトップニュースとしてリアルタイムのトンガを放映するが、わが国は何故か流れないところが妙に悲しい。
あんな火山爆発と空振映像を、僕は生まれて初めて見た。地球の何処かで大きなクシャミが出れば、もう一つ、また一つ、ひとたび生命バランスが崩れれば、地球は風邪をひき、熱を出してしまうだろう。
「てっちゃんは遠いトンガの人たちに、どうしてそんなに真剣に手を差し伸べるの? 義援金を集め、それらを渡して、手間がかかるじゃない?」
義援金の募集メールを出してから、そんな質問が数多く飛び込んでくるので、ひとつひとつ返信が出来ない今、ここに記しますね。
僕は未来のどこかで必ず訪れるトンガに興味があります。そして必ずそこで多くの友人が出来ます。なので、その人たちが今苦しんでいるのであれば、自分の出来うる限り全力で手を差し伸べたい。そして僕はその愛おしい人間よりも、もっと地球を愛しています。だから地球が今、大きなクシャミをして、少し鼻水を垂らしているのであれば、そこを鼻紙で拭いてあげたい。体をゆっくりさすってあげたい。そのためには一人一人がこの地球に生かしてもらっていることに感謝して、人間も動植物も、すべてが仲良く助け合うこと。その世界共通語の思いやりという気持ちこそが、地球を暖め、抱きしめることになるのです。地球はただ僕らが住む場所ではありません。僕らと同じように、毎日呼吸をして、毎日全力で生きているのです。僕らが風邪になったとき、気持ちが落ち込んだとき、手を差し伸べてくれるのは誰ですか?地球です。ではどうして地球が風邪になったときに、僕らは手を差し伸べないのでしょう? それが僕がトンガの義援金を募った理由です。そんな沸き上がる気持ちを押さえられなかったので、全力で道を切り拓きました。
義援金は沢山集まれば、それにこしたことはありません。でも寄付する額が重要ではないのです。自分がそこに参加して、みんなでトンガを、みんなで地球を支えたいという想いなのです。その愛の総意こそが、トンガを、地球を元気にしていく唯一の力なのです。だから、僕は止めません。どれだけ手間がかかろうと、喜んでさせて頂きます。だって、人間が大好きなように、僕は地球が大好きで大好きで仕方ありませんから。トンガへの義援金、まだまだ募集中です。
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さぁ、全員で力を合わせるぞ、でっかく行くぞ!
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              ノムラテツヤ拝
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縄文遺跡

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八丈島は何度も来ているが、湯浜遺跡に初めて出かけた。
なんとこの島にも、縄文時代の遺跡がある。それも立派な住居跡が。
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どんなところで八丈島の縄文人が暮らしたのか、それをまずは現地で感じ、郷土資料館で確認する。
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石製の装身具や近くの神津島から採取した石のやじり。
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僕らが想っているよりもはるかに広い交易路を持っていた縄文人。
その時代に想いを馳せると、今よりも少しだけ、風景に深みと面白さが広がっていく。
大切なのはどの位置から、どのような角度で見るか? それは写真の世界とも繋がっていく。
            ノムラテツヤ拝
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新世界写真93

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ぬぅ、まだ宮崎はこんな聖域を隠し持っていたか。
もしかしたら、この神社、宮崎で一番好きかも。そう思わせるには十分過ぎる濃密な氣が渦巻いていた。御神体は巨石。それも横に回ると、まるで鬼滅の刃かと突っ込みたくなるほどスッパリ二つに切れ、両方を繋ぐように注連縄がかけられていた。
日本はクールだ。ひと昔前に流行ったフレーズだが、本来はこういう場所にこそ相応しい。その成り立ちも愛する人を想いに思った涙の結晶だというから、たまらない。どれだけ素敵なアニミズム国なんだ。毎度、毎度、大自然が語りかけてくる。
「望むものはすべて見せてやるから、しっかり日本を見て、丁寧に編みなさい」と。
有難いな。巨大な楠の樹のトンネルを抜け、いざ本殿へ向かう。
ノムラテツヤ拝
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