恋の季節2022-03-20 Sun 17:06
![]() 3月は恋の季節。 雌の丹頂が羽を広げると、それは雄への合図。 ゆっくと雄が近づくと、少しだけ雌は屈み、足を背中にかける。 次の瞬間、翼を使って軽やかに乗り、足で踏ん張りながら交尾をする。 ![]() ここからが可愛い。雄は雌の前へ降りて、首を下に下げる。そこに合わせるように雌も頭を下げるのだ。 ![]() 雌はハッと我に返り、こちらに目配せ。 「あら、私ったら皆さんの前で、恥ずかしい」 まるで頬を手で隠し、照れているような仕草に、さらに愛おしさがこみ上げた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
丹頂鶴2022-03-20 Sun 12:37
![]() 世界で最も美しい鶴、それが丹頂鶴だ。 冬の間だけ、シベリア北海道へ渡り、鶴居村へやってくる。 ![]() ここに丹頂たちの母がいる。厳しい冬の間、一人の女性が丹頂のために毎朝牧場に餌を蒔き続けた。 一羽、二羽と増え、現在は最大の越冬地として世界中から人が集う。餌付けが良いとは言わない。でもそこには人と鳥の愛の物語があるのだ。 ![]() 夕日を浴びた丹頂鶴が求愛のダンスを踊り、また寝ぐらへと戻っていく。どうだろう、このピンク色に染まる美しさは。鶴も人も森も空も、皆、愛の色に染まっていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
新世界写真1532022-03-20 Sun 08:44
![]() 世界には、ほぼ誰にも知られていない絶景がある。 現地の友を介すことで、その場は聖域となり、見る角度によって世界初の光景となる。せっかく生かしてもらっているなら、その地球が作り上げた芸術を、僕は最先端で、最短距離で見続けたいと願う。 気の遠くなるような年月(としつき)をかけて作り上げる大地の皺。隆起と褶曲を繰り返し、美しき色が表出する。「虹の谷」がひっそりと、誰にも知られずに、今という時を刻んでいるのだ。 パタゴニアに通い続けて20年、2年間住んできて、僕は一体何を見てきたのだろう? 人気の観光地、憧れの山脈。いや、ここパタゴニアの本当の凄さは、こんな圧倒的な絶景が、人知れず幾つも残されていること。 神々が大地のキャンバスに描く芸術。刻々と変わるその風景と、自身の持ち時間を重ねたい。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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