礼文の心臓2022-06-21 Tue 20:57
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礼文隊集結2022-06-21 Tue 12:02
![]() 礼文の香深港で、礼文隊総勢35名を出迎えた。 皆、この曇天と寒さに、ちょっと表情が強張っている。 あはは、礼文は晴れてなくても素敵なところをお見せしなくっちゃ。 まず向かったのは、観光地化されている礼文島のアツモリソウの群生地。 ロープが張ってあるが、風に揺れるふくよかな花に見入った。 Tさんが、「てっちゃん、あれ、何か付いてる」と指さす。 望遠レンズで覗いてみると、それはアツモリソウの花粉を運ぶクマバチだった。ミツバチと同じように蜜を吸いにアツモリソウへ寄り、あやまって袋の中に落ちてしまう。体中に花粉を付けて、また別の花々へ飛んで受粉させるのだ。大勢で見ると、こんな奇跡の瞬間に立ち会うことが出来る。 「僕、クマバチがアツモリソウに手をかけているところを初めてみました」 皆が驚き、一斉にシャッターを向けた。そう、そんなに簡単に受粉風景は見られないものなのです。 ![]() 離島最北のスコトン岬へ。暴風にあおられながら、礼文隊が元気に腕を上げた。 ![]() 「礼文島に来たぞ」 「オーーーーー!」 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
新世界写真2452022-06-21 Tue 08:07
![]() ケーン、ケーン。 森の中に甲高い声が響きわたる。 日本の国鳥「キジ」が、尾を上げて雌に求愛しているのだ。 雄は赤い顔に緑の頭、体は紫と派手そのもの。それに対して雌は鶉を大きくしたように地味だが、クリクリの瞳が可愛い。 ジッとそのつがいを観察していると、雄が鳴く前の癖に気付いた。全身を震わせて鳴くため、一度息を吸い込み、僅かに体を後方へ引くのだ。 目的の場所で鳴く姿を待つが、どうしても枝や葉が邪魔して撮れない。いくらか歩き回ったところで、森の中を優雅に闊歩するひと際大きな雄に出会った。決めたら、相手が許してくれる距離をとりながら、ひたすら付いていく。 だだっ広い草むらに出たところで、立ち止まる。そして息を吸って、後方に体をのけぞらせた。 今だ。羽を広げ、天へ向かって、愛の言葉が放たれた。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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