神降臨2022-06-22 Wed 21:40
![]() 夜、神が降臨された。 夕食後のバー阪根。 ![]() いつものように皆が酒を持ちより四方山話をしようと思ったら、今野先生が天界から下界へ降りてこられた。 「先生、こんな場に来て頂けて光栄です」 「ふふふ、楽しみですね」 バーが始まっても、皆の視線は知らず内に今野先生に注がれる。そして小さな声が放たれると、一言も聞き逃さないように耳をそばだてる。 ![]() まさに神、イエスキリスト、涅槃の仏陀のよう。先生からは数々の伝説、奇跡の話を教えてもらい、みなで感嘆。そして僕が日本で最も行きたいO島の話をすると、先生は天と繋がる御柱となりこれからの僕にとって必要な言葉を下ろされた。 目から鱗。そしてやはり、問題は外ではなく内、つまり自分自身にあることを教えられた。 それなら、もう迷いはない。僕のやることを粛々とさせて頂きますね。先生、有難うございます。悩みが吹っ飛びました。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
アツモリソウのまごころ2022-06-22 Wed 11:53
![]() 礼文隊が始まってからずっと寒く、天気が悪かった。 最初のスコトン岬も暴風、翌日の稜線歩きも曇り空。隊員からも「てっちゃんのツアーなのに晴れないなんて珍しいね」と言われる始末。 う~ん、どうしてだろう? 僕は自然を100%信じている。だから目の前の天候は、全て僕たちの学びだと確信している。 この寒さから、天候から、そして目の前に見えるはずの利尻岳も雲に隠れる状況から、何を学ばせてもらうかな。 登山後、皆を秘密の花園にお連れすると、雲が割れて晴れ間が。アツモリソウに光が当たり、それはそれは高貴な姿を見せてくれた。夢のような花園時間が終わり、全員を宿へ送り届けたが、僕はどうしても湧き上がる想いを抑えることが出来なかった。 ![]() 夕方、一人だけで秘密の花園へ向かう。空には天使の羽のような雲が広がり、花々は揺れながら待っていれた。 「みんなとっても喜んでくれました。有難うございます」 誰もいない花園で一人、頭を下げた。次の瞬間、強い風が吹き抜け、花々の言葉が聞こえてきた。 「良かった、みんなに美しい姿を見せられて」 ![]() 僕は膝をついて、泣いた。そう、最初にこの花園を訪れた時、花々はピークを迎えていた。でも僕は「どうしても皆が来るまで待って欲しい」と無理難題を一輪ずつに願った。大自然は常に想いを聞き届けてくれる。だからこそ毎日天気は悪く、気温を低くして花のピークを4日間も伸ばしてくれたのだ。実際に花を見る時には、その保冷状態を解き、最高の太陽光が。 「みんな有難うね。本当に有難う」 にじむ花々に手を合わせると、大粒の涙が大地へ浸みた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
地上の天国2022-06-22 Wed 06:46
![]() 山を歩き終わった後、皆を秘密の花園に案内した。 雲間からは光が差し込み、まるでモーゼの十戒のように雲が割れていく。花園に着いた時には、見事な青空が広がった。 礼文隊の面々は、思い思いにレブンアツモリソウを眺め、寝転び、戯れた。 ![]() 僕も、今回参加してくれた今野華都子先生と一緒にパチリ。今野先生も花が大好きと分かり、近い将来、必ずアフリカの花園へ行きましょうと約束した。 ![]() 清らかな風が吹き抜け、皆の心を洗っていく。まるで地上の天国が現れたかのようだった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
新世界写真2462022-06-22 Wed 05:49
![]() 山上の湿生花園は、東日本有数の野生植物が観られる地。 高山植物の女王・コマクサ、エーデルワイスの近縁種・早池峰ウスユキソウ、和石楠花にクマガイソウ、ヒマラヤの蒼いケシ「ブルーポピー」までがズラリと大地を埋めた。 花の命の内側に、自分の命を観る。人生を積み重ねると、ある年齢から命そのものが相互リンクしているのを強く感じるようになる。それがきっと年を経ていく面白さであり、幸せという気持ちに深く関わっていく。若い時には感じなかったものが、今、新たに感じられる。それが素直に嬉しいと思う今日この頃です。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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