苔のトンネル2022-07-31 Sun 19:38
![]() 翌朝、明暗差がない時間帯を狙って、あの森へ戻ると、小雨が降り注いでいた。 レンズに水滴がつかないように工夫し、少しずつ、この森と氣を合わせていく。 写真は撮るものではなく、撮らせてもらうもの。だから撮影者はいつも大自然だ。 自然がシャッターを押しやすよう僕は導管となり、心に空白地帯を作る。ほら、今日もリンクしてきた。 あとはこの土地の記憶がアングル(角度)を決めてくれる。 一枚、もう一枚。ようやく、思い描いた写真が浮かび上がった。 天上へ続く苔のトンネル、その先には美しきケルトの世界が在った。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
アングル2022-07-31 Sun 09:26
![]() 素晴らしい洞窟を見つけた。 すべてが苔で覆われ石の階段が、その先には巨木が手を広げていた。 ![]() 写真を撮らせてもらうが、何かしっくり来ない。良いのだけれど、この場所の神聖さがもっと伝わる角度が無いかを探す。 朝、昼、夜の光の差し込み方をシュミレートし、カメラ、レンズ、フィルターなどを選択する。 駄目だ。今日は時間切れ。また明日の朝に戻ってくるしかない。撮影旅の良い所、それは気になるところには目一杯時間をかけられること。 ![]() 数は少なくても良い。ケルトの人たちが描いた世界を、どうしても今出来うるすべての力を使って表現したい。 もう体には十分に染み渡った。あとはそれらを実行に移すのみだ。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
レインフォレスト2022-07-31 Sun 09:10
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新世界写真2862022-07-31 Sun 08:54
![]() パフィン、和名は西ツノメドリ。 極北に生きる海のピエロと呼ばれ、北海道でもエトピリカの愛称で親しまれる。 僕は何度もアラスカでこの鳥を見てきたが、いかんせん近づくとすぐ逃げてしまうため、ゆっくりと撮影できた試しが無かった。 でも、さすがアイスランド。人跡未踏の断崖絶壁に営巣するパフィンは、まったく人を怖がらない。手を伸ばせば触れられそうな位置で、花に埋もれているのだ。 場所を変えれば、今度は子育ての真っ最中。体重の5割は食べないと体力を維持できないパフィンは、海へ出掛けては、雛のためにイカナゴを大量に口にくわえて戻ってくる。 水中の遊泳を可能にするため、翼が体の割に小さいパフィンは、毎秒300~400回も羽ばたくので、まるで大空を飛びながら溺れているようだ。 貌をまじまじと見ると、まさに芸術。一体誰がこんな精巧な“いのち”を創ったのだろう? そんな『美の極致』を目にすると、僕は大いなる者の存在を感じずにはいられない。 涙が頬をつたう。こんな美しい世界に、生かしてもらえる幸せに•••••。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
オーマイガー2022-07-30 Sat 10:06
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