ブナの声2022-08-23 Tue 17:12
![]() 「てっちゃんが一番好きな森の匂いってある?」 調香師のしのやんからの質問。 「ブナの森ですかね? あの透明感がたまらないです」 「ブナは匂いとしても最終系だからね」 ![]() しのやん曰く、ブナの森を形成するためには、杉や檜など様々な森を経て、土壌形成が成されてからブナの新芽が出るという。 だから微生物がどの森よりも多く存在し、2万5000以上の匂いが存在すると。数が多ければ多いほど、透明感を増していく大自然。 ![]() これこそが、地球の真理なのだろう。混ざりあうことで濁るのではなく、混じり合うことで透明になっていくのだ。 ブナの森に降る雨もまた好き。樹木に耳を当てると、ブナの声を静かに聴こえてきた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
追加募集開始!2022-08-23 Tue 11:58
![]() てんてこ舞い、ここ数日目の回るような日々だった。 ようやく今日から、主催するディープツアーに目が向けられる。出発が近づいてきたので、人員整理をしていたら、少しだけ空きが出てきたので、お伝えします。 9月10日~11日 北陸・能登隊(空き2名 能登半島の聖域を巡ります) 10月16日~18日 北東北秘湯隊(空き6名 東北の秘湯という秘湯を巡ります) 10月29日~30日 飛騨極楽隊(空き5名 飛騨秋神温泉でキノコ料理と宴を楽しみます) 2022年ディープツアー https://tetsuya89.wixsite.com/website-2022 2023年ディープツアー https://tetsuya89.wixsite.com/deeptour2023 今回も早い者勝ちです。ご縁のある方は僕の方(fieldvill@gmail.com)へ連絡下さい。 それでは追加募集を始めますよ、よーいどんっ!!! ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
田山家2022-08-23 Tue 11:31
![]() 「お母さんが脳梗塞で倒れたの。今は左半身が動かなくて」 同世代の友、田山からそんな話を聞いたのが数か月前のこと。ちょうど僕が骨折したころだという。今まで、田山のお母さんから数々の手料理を頂いてきた身としては黙ってはいられない。 「すぐに駆け付けるよ!」と心ははやるが、いかんせんこのコロナ禍。4か月前に行こうとしたが、東北の感染者が多くなったことで辞退するしかなかった。 そのリベンジが8月。田山宅へ着くと、田山、お父さん、お母さんが待っていてくれた。お母さんは車いすに乗り、器用に動かれる。そして、「てっちゃん、てっちゃん」と笑わせてくれる。田山、お父さん、お母さん、すべてを笑いに変えてしまう、まるでサザエさんのような一家だった。元気付けに行くつもりが、逆に元気をもらってしまう。真心のこもった手料理が並び、メインは極上のひっつみ鍋。これがまたウマいんだよなぁ。 ![]() 仲間って本当に良いものですね。横浜と盛岡、どれだけ距離が離れていようと、会えば一瞬であの頃に戻れるのですから。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
7トン完了2022-08-23 Tue 10:06
![]() コツコツ、コツコツ、皆で少しずつ力を合わせて備蓄量を増やしていく。現在総勢200名の結88(結米)プロジェクトチームで、10トンの保冷庫を高知に設置した。 http://fieldvill.blog115.fc2.com/blog-entry-6651.html ヨーロッパに水不足、北アフリカに飢餓の情報が流れるなか、僕らは自分たちの出来ることを、ただひたすらコツコツと。心配事は心配することでフォーカスして現実化する。これが地球の法則だから、逆手に取れば良い。心配事をひとつひとつ解き、融和させるのだ。 昨今騒がれる日本沈没説。それらを紐解けば、残るのは四国と南九州だという。それならば、皆と相談して倉庫を高知へ設置する。食糧危機が心配なのであれば、自分なりに農業を始めてみる。農家を応援する。そして出来ることなら玄米のままで備蓄する。個人的には限界があるって? だからこそ皆で力を合わせるのです。コツコツと力を合わせ冷庫を買い、9月に収穫される米を6トン購入する。これで以前に買った1トンと合わせて7トンを保冷庫へ入れられる。5年間はそのままで、もし5年後に世界が平和であれば、出資してくれた仲間たちと分配。もし必要なければ、世界が喜ぶ方へお米を使わせてもらえたら嬉しいな。 目の前のことに漠然と心配するのは、人類が生まれてから連綿と続く歴史のようなもの。だから、力を合わせて乗り切っていくのです。10トンの保冷庫に7トンのお米が満たされる。あと残り3トン、皆で力を合わせて頑張ります。もしご興味のある方は、僕の方(fieldvill@gmail.com)へ連絡下さいね。詳細をお知らせします。一緒に安心な未来を、穏やかな未来を創りましょう。コツコツ、コツコツと。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
新世界写真3092022-08-23 Tue 08:38
![]() セセッション(分離派教会)の地下にクリムトがベートーベンのために描いた壁画がある。ひとたび部屋に入るなり、圧倒的なエネルギーに包まれた。 「人類の幸福とは?」 ぐるりと囲まれた3辺の壁に、クリムトなりの答えがあった。 今までの歴史、そしてこれからの歴史。その不変な生死を、緻密な計算のもとで描き上げる。一言で形容すれば、これは死ぬまでに、絶対に見ておくべきものの一つだろう。 レオポルト博物館では、クリムトの名作「生と死」を見てから、向日葵の素晴らしさに驚愕させられた。 個性を出す、または個性を消す。その両極の追及の末の作品だったのだ。だからヌードの絵の前に立てば、女性の体から匂い立つような香りがするし、風景画の前に立てば、自分がその現場にいるような臨場感が生まれる。 そしてラストがベルベデール宮殿。 ここにクリムトの最も有名な作品「LOVERS(The Kiss)」がある。 日本では接吻で知られるゴージャスな絵。 一目見て吸い寄せられるのは、やはりこのまばゆい黄金色と配置の妙だろう。 過去に誰も似た人はいず、以降もまたクリムトに似た人は出てきていない。 ガールフレンドのエミリアとの接吻。 ほのかにピンクに染まる彼女の頬。この絵もまた、溢れんばかりの色気が絵の中から飛び出してくる。 個性を全開にし、それから消し去っていく作業。それら相反する世界を一つの絵に封じ込めた名作。だからこの絵から、介在者の存在を感じないのだ。 バックは色を何度も重ねているのかと思いきや、近づくと余りに薄く塗られていて驚いた。 薄く、薄く、でも重厚に見せる神々しさ。まるでクリムトの息遣いが聞こえてきそうだった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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