アイヌの次元扉2022-09-28 Wed 11:39
![]() アイヌの古文書を読んでいた。伝承文の中で、山で生きる猟師おじいさんとおばあさんの話が書かれていた。おばあさんに先立たれ落ち込んでいたおじいさん。でも朝方森を歩いていたら、遠くにおばあちゃんの姿が、慌てて声をかけようと近寄ると、おばあちゃんは森の奥の大きな洞窟の穴へ入っていく。追いかけるが、洞穴はすぐに行き止まりとなってしまう。ハッとしたおじいさんは、この穴があの世への入口だと知った・・・。 手が震えた、、、僕のライフワークのひとつ。それが「次元の扉」を体感すること。次元の扉とは、この世とあの世の境。世界にはもちろん、日本にも黄泉比良坂などいくつかある。でも北の大地、それもアイヌ文化の中で「次元の扉」は無かったのだろうか? それがここ数年のテーマでもあった。が、ついに見つけた。伝承の前後を読み漁り、場所の検討を付け、地図で調べる。後はそこに立ってみれば良い。駐車して獣道を行く。大地の氣と僕の氣をリンクさせる。 「その洞穴はどこにある?」 あとは大地からの声に耳を澄ますだけ。体が西へ西へと引かれ始める。その淡い力に身を任せ、森の奥へ奥へと分け入る。突然、巨大な岩場が現れる。漆黒に、鉄分の赤い線が走る。もう少し、あと少し。アイヌの次元の扉は、ぽっかりと深い口を開けていた。 ![]() 周りには、故人を慈しむように野花が咲き誇り、風にゆらゆらと揺れた。 ![]() この世とあの世は間違いなく繋がっている。別の世界にあるのではなく、この世界に表と裏のようにリンクしている。亡くなった人は自由に行き来し、生きている人は入れない。それだけのことなのだろう。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
新世界写真3452022-09-28 Wed 08:07
![]() 飛んだ。 あまりの衝撃に体が耐えられなくなり、幽体離脱しそうになった。圧巻のヌルヌル温泉に浸かり、海辺で買ったホタテ、ツブ貝、そして北海シマエビ。 一昨年初めてこの味を体験し、サッポロクラシックの最高のアテは、この塩ゆでしたシマエビなのだと痛感させられた。 シマエビ、シマエビ、シマエビ、ビール、ツブ、ホタテ、ビール、シマエビ、シマエビ、シマエビ、ビール、ホタテ、ツブ。 これで、僕の意識は飛んだ。北海道、それも道北、旨すぎるであかんわぁ。思わず地元の名古屋弁になってまう・・・。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
エゾシカ跳躍2022-09-27 Tue 19:35
![]() 森から牧草地に代わるところで、エゾシカが草を食んでいた。 遠くから撮影していると、一頭が耳を右の森へ向けた。少し緊張しているような顔。 ![]() 次の瞬間、キーッという鳴き声と共に、家族ごと全力で逃げていく。その跳躍の美しさに、レンズを流す。 森の中に一体何がいたのか? 狐?それとも熊?、茂みにレンズを向けるが、気配だけを残して、何も姿をは現さなかった。 ![]() でも、確実に何かがいた。それを想像するのも、またワイルドライフの醍醐味だ。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
未来への種2022-09-27 Tue 11:58
![]() 今日は安倍元首相の国葬日。賛否両論はあるが、それもまた素敵なこと。僕は魂が安らかに天界へ行かれることを祈ります。 最近国内では、Z世代が、政治が、日本が「ダメ」だと、愚痴がまん延しているように思う。コロナ禍での打撃、体を動かさなかったツケ、ワクチン問題、体調不良、円安、物価高など、僕らの取り巻く環境は決して優しくない。でも、僕はこの国の人たちに、周りの友人知人たちに、希望しか持っていない。 コロナ禍が終わり、ウクライナでの戦争が勃発すると、食料危機問題がすり替わるように浮上した。世界は人々の想いの総意で出来上がっている。だからこそ、食糧危機を心配すればするほど、そちらの方へ地球が、神々が導いていく。誰も悪くない、だからこそ厄介なのだ。変化を起こすのは、一人一人の想いだけ。これは昔から言われ続けている叡智だが、今もまだマスコミやTV、インスタやユーチューブなど、他からやってくる情報に踊らされている。 「どうしてそうなるのか?」 そんな愚痴をこぼす暇があったら、自分自身で動くこと。僕はその流れがとても嫌。だから情報を精査し、日本が天変地異で沈没しても残る高知県に、敬愛する人の力を借りて大きな倉庫を借りた。食料危機が心配なのなら、今から備蓄し、その心配ごとを丸ごと取り除けば良い。大切なのは未来ではなく今。この瞬間をどうやってご機嫌様で生きるかが、明るい未来を創っていく。その想いに賛同してくれた人は200名、彼らと力を合わせ、皆で10トン用を保冷庫を買い、設置したのが7月下旬のこと。http://fieldvill.blog115.fc2.com/blog-entry-6651.html お金が集まるたびに、1トン、また1トンと買い足し、今日、ようやく保冷庫を満タンに出来る10トンへ到達した。10月下旬には、収穫されたばかりの玄米が運び込まれ、しかるべき時まで完璧に保存される。 出資してくれた人たちと話していると、僕はこの国の未来が明るいと確信する。殆どの人が自分で出資したお米を、周りの人、その時に一番必要な他人に分けて欲しいと願うのだ。 これからは、絶対的なエースが最後まで投げ切るのではなく、皆で少しずつ力を合わせ、全員でマウンドに立つ時代。だから、ご縁のあるすべての人たちで『幸せの道』を歩いていきましょう。不確定要素だらけの未来を憂うより、一番大切な今この一瞬に命を燃やしましょう。未来はそれが見え始めた時に、先手を打ちながら心配事を取り除いていけば良いのですから。今という時間をどのように過ごすのか、それがあなたの、日本の、世界の未来を創る種となっていきます。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
神のストーンサークル2022-09-27 Tue 11:57
![]() 伝説の環状列石(ストーンサークル)があった。 それは、神様の村にあり、最上の儀式をしていた聖域中の聖域だと。 名前は神威古潭(かむいこたん)。 集落近くに、縄文時代からの住居跡が残っているものの、肝心のストーンサークルは、森の中へ消えどこにあるのか分からなくなったと言われていた。以前から幾度が調査していたが、見つけられず。でも、ひょんな流れから光明が差し込んだ。 ある場所に車を置いて、そこからGPSを頼りに獣道を進んだ。途中、散策用にクマザサが切られているから、今でも地元の人たちには大切にされているんだろう。汗をかきながら、山頂へ一直線、天と一番近い場所に、伝説のストーンサークルがあった。辺りを見渡しただけでも10個のストーンサークルがあり、ただならぬ雰囲気が。そのひとつに頭を下げて、内側へ。大地の氣に僕の氣を合わせて繋がらせてもらう。 ![]() ここは昔から御墓としてとして使われていた。見えてきたのは、アイヌ最高の祭り「イヨマンテ」、熊送りの儀式だった。熊を頂く代わりに、頭骨を天へ返し、まだ神の使いの熊がやって来てくれるのを願う祈り。ここは、天と地を結ぶ魂の道でもあった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |