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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

3年ぶりの長旅へ

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少しずつ時間をやりくりして、ようやく成田へ。2023年は半分の6カ月は海外で過ごすと宣言して、そこへ一歩ずつ近づけてきた。成田エクスプレスに乗って、武蔵小杉から東京経由で成田空港へ。この通いなれた路線も、久しぶりで感慨深い。コロナ禍での骨折を経て、髄内釘手術→癒合→抜釘手術→旅へ向けての筋肉を付けてきた。今日、コロナ前と同じカメラザックに機材を入れて背負ってみる。足は悲鳴を上げることもなく、筋肉にギュッと力が入った。僕の中で、これが完治の瞬間だった。
「長い間、待たせたね。ようやく、自在に地球を遊ぶ準備が出来たよ。さぁ、一緒に行こう!」
体の各部位をポンポンと叩くと、体も内部から呼応した。
「待ってたぜ、もう骨折はごめんだぜ!」
成田空港は、完治を祝福してくれるような夕焼けで出迎えてくれた。
「有難うございます。長かったけれど、僕にとって大切な勉強になりました」
頭を下げて、成田へ入場。さぁ、明日から、3年ぶりの長旅へ出発だ!
                ノムラテツヤ拝
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エゾフクロウ

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聖なる森に、エゾフクロウが棲んでいる。木の洞から姿を見せ、ウトウトと体を揺らす。その眠り顔は、まさに笑っているようでした。一羽のフクロウが棲んでいることで、風景はある意味を持つ。奥に広がる自然が、一羽のフクロウを生かしているのだ。
          ノムラテツヤ拝
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丹頂

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コホッ、コホッ、と紺碧の空から響いてくる。
羽ばたきの音をさせず、スッと現れて着地する。その優雅さ、そして気品さに惚れ惚れする。
世界で一番美しい鶴と言われる「丹頂(タンチョウ)」だ。
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空を飛ぶだけではない。こんな風に道路も悠々とカップルで歩く様は、道東ならでは。
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また一羽が飛び立った。羽が反り返ったその一瞬に、命を込めた。
           ノムラテツヤ拝
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アテンド道

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ふふふ、良いぞ、良いぞ。この3年間、この圧力から離れていた。国内deepツアーと海外deepツアー、これはやはり海外ツアーの方がリスクが高く、万全の準備が必要となる。タッキーと行くペルーツアーも、ようやくメキシコ周りの安い航空券を、旅行会社社長と航空会社のCEOの力で手配させてもらえることになった。
みんなが幸せになる道を考え抜く。爆発的に楽しい旅になるよう、圧巻のピースを当てはめていく。そもそも、このペルーツアーは、今から21年前、僕が27歳の時にリマ在住の阪根ひろちゃんに逢うところから始まった。その時僕は南米のチリからペルーへ入ってきたが、あまりにひろちゃんがチリの食文化を馬鹿にするので、キレた。
「そこまで言うのであれば、ペルーで満足させてくれるのでしょうね?」
喧嘩を売ったまでは良かったけれど、それから2週間、阪根ひろちゃんは昼、夜、昼、夜、とリマのあらゆるお店で美食を体験させてくれた。2週間後、僕は土下座をして、ひろちゃんに言った。
「僕が間違っていました。ペルーはウマい、すみませんでした」
「分かれば良いんだよ、分かれば」
「これほどまでに美味しい食事を僕だけで味わうのは勿体ない。もし可能であれば、ペルーツアーを作りますので、阪根さんアテンドに入ってもらえませんか? もちろんガイド代は払います!」
あれから21年、ペルーツアーは毎年の恒例行事となり、ウユニ塩湖や、イースター島とも組み合わせながら、1年に大体2度のペースで訪れた。ツアーの終わりには、必ず参加者にアドバイスを貰い、翌年にはブラッシュアップ。だからこそペルーツアーは円熟度を増し、無双状態となった。
何も心配はいらない、、、そう思いながらツアーの準備をするものの、ポストコロナで僕は今までと違う想いに捕らわれていた。ペルーツアーは、阪根ひろちゃんと自分、二人でやらなきゃ意味がない。でも、阪根ひろちゃんも74歳を迎え、いつまでアテンダーをしてくれるかが秒読みになってきた。阪根さんがどこか体を悪くしてるわけではないですよ。でも少しのバランスの崩れで、アテンダーは出来なくなるのです。ツアーで、お客様にかかる負荷が1だとしたら、アテンダーはその10倍~20倍かかります。いくら自分が全力でフォローしても、必ずその時はやって来てしまう。だから、僕は怖い。でも、それと同じくらい、今年は2度もアテンドのチャンスがあることが嬉しい。
僕のアテンドの先生は、御犬さまの小林正樹さん、そして御猿さまの阪根ひろちゃん。20代から、二人にアテンド道を背中で見せてもらい、時に手取り足取り、教えてもらった。次は僕が引き継ぐとき、そして渡していく番。でも、僕はまだまだ二人から勉強したいんだよなぁ。人生って、残酷で美しいものなのでしょうね。最近、特にそう感じます。まずは、目の前のことを丁寧に。ペルーツアー、全力で積み重ねます。
            ノムラテツヤ拝
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新世界写真456

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グランドキャニオンを後に、旅のハイライトとなる地へ向かった。
16年前は、誰も知らなかったナバホの聖地が、SNSのお陰で今や大人気の「アンテロープ・キャニオン」へ。この渓谷は、アッパー(上部)とロウワー(下部)の2か所があるので、今日はロウワーへ参加する。
近くのガス工場からモクモクと煙があがる中、雪の積もる渓谷へ。最初にガイドと落ち合い、そこから悪魔の口へ落ちていくような階段で入っていく。
今まで何枚もの写真を見てきたが、僕が感じてみたかったこと、それはどれほどキャニオンの壁がざらついているのか?
触れた瞬間、声が出るほど驚いた。砂壁は想像以上にツルツルしていたのだ。ここは古代から大量の雨が降った時に出来る川床の跡。顔を近づけると、壁には幾本もの線が刻まれていた。アンテロープ渓谷は、何万年も前から水が丁寧に磨き上げてきた芸術だった。
            ノムラテツヤ拝
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