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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

蒼の時間

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旅をして気づくことが在る。
朝日を浴び、陽光に照らされ、夕日に頭を下げ、夜の闇を浸み渡らせる。そんな当たり前のサイクルによって、僕らは生かしてもらっているのだと。特に大切なのは間(あわい)の時間、またはブルーモーメントの時間に、全身でどれだけ感じられたか、それが素敵な翌日へ繋がる鍵となる。
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まずは観ること。そしてどうしてそうなるのか、自分なりに仮説を立てて検証していく。その途上で、自然は必ず語り掛けてくる。
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想いが映され、呼応し、紐解かれていく。
            ノムラテツヤ拝
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マリアージュ

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素晴らしい夕焼けだった。虹の谷を深紅に燃え上がらせ、色とりどりに輝かせた。
僕がすることは、すべての色が最も適切に見える時間と角度に身を合わせること。
大丈夫、大自然がすべてを教えてくれる。
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「今だよ」。
全身の細胞が発動し、僕と自然の垣根が消えていく。無意識の中の意識領域で自然と溶け合い、シャッターが静かに押された。 
           ノムラテツヤ拝
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新世界写真462

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450年前、一人の男が岐阜へ入場した。
戦国武将の織田信長だ。
この地はまだ井ノ口と呼ばれ、金華山のてっぺんに立つ城は「稲葉城」。
そこに信長は妻の濃姫と共に10年の歳月を過ごした。
世界中を旅したポルトガル宣教師ルイス・フロイスの記述にこうある。
「ポルトガルやインド、日本の他地域の宮殿・居館の中で、最も精巧かつ豪華な作りであり、信長の宮殿は非常に急峻な山に建つ」と。
青空が広がったので、麓から駆け足で岐阜城まで登った。途中、赤い実をつけた「たまみずき」が森を彩り、まるで紅葉しているかのよう。金華山の頂に立ち、久々に岐阜を見下ろすと、長良川という龍が町を貫いているように見えた。まさに臥龍「龍の眠る地」と呼ぶに相応しい姿だ。
信長は天下統一を夢見ながら、この地を名前から変えていった。
岐阜の岐は、武王の生まれた岐山から。阜は孔子の生まれた曲阜から。つまり文武両道の町にしようと名付けられ、楽市楽座によって日本有数の活気ある町を作り上げた。
別れ際、信長がルイス・フロイスにかけた言葉がまた良い。
「岐阜へは何度も訪れよ」。
 ノムラテツヤ拝
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