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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

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甑(こしき)とは、底に穴の開いた、取手付きの食物を蒸すための土器を指す。その甑型の岩を御神体に甑島大明神として祀ったことから、甑島と呼ばれるようになったという。初出は、平安時代中期の文献『和名抄』に「古之木之万(こしきしま)」と在る。
その甑島大明神の面構えが何とも素敵だった。海に面した岸壁に甑型の磐座が祀られ、そのゲートに鳥居が。そしてスッパリと切れ落ちた絶壁に太陽光が差し込むのだ。黄泉の国と現世、そして天上界を結ぶ光の道が敷かれ、そこに神が降りる神籬となる。
どうしてここに祀られたのか?それは磐座も勿論だけれど、岸壁の色にある。血液の色でもあり、力の象徴でもある赤土。そこの昔の人々は霊力を見たのだろう。いやはや、日本は本当に広い。まだまだこんな場所がごまんとあるのだから。今年の目標は視線を深化させること。もっと深く、地球の記憶にダイブしたい。
ノムラテツヤ拝
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地球たび

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未来のどこかで棲むはずのイタリアをディープに旅するだけでなく、新たな国にも勿論出掛ける。
まだ、気分が乗らないので書けてはいないが、152カ国目のキプロス、153カ国目のモナコ、154カ国目のサンマリノと順当に旅を重ねてきた。どちらか一方を極めるのではなく、僕は全体で地球をくまなく遊びたい。だからこそ新たな国へも行くし、愛する国には何度も足を運ぶ。
「よくお金が続きますね?」とある若者から質問されたことがあるが、「意地でもお金を続かせています」と答えた。一般の方々には非日常の旅も、僕にとってはこれが日常であり本業。この瞬間、この場にこそ、僕の全てを突っ込む価値のある場なのです。
「地球を遊ぶために産まれてきた」。信じられないかもしれませんが、そんな人生も、たまにはあるようです(笑)。
               ノムラテツヤ拝
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美のはじまり

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いつの頃からか、美の源泉を追い求めるようになった。
この画家はどの紙と色を選んでいるのか? この彫刻家はどこのどの石を使っているのか?
その背景が分かると、一気に距離が縮まり、やがてそのアート作品からの声が聞こえてくる。
では、イタリアの美の大元とは、どこにあるのか? 長年、温めていた憧れの地にようやく立つことが出来た。
ここから、すべての美は始まっていったのだ・・・
           ノムラテツヤ拝
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