ラストフライト2023-03-09 Thu 19:14
![]() ローマからイスタンブールへ。 「世界と世界が出会う場所」のキャッチコピーが、これほど似合う地も珍しい。トルコ大地震からの復興に向け、国を挙げる姿に胸が締め付けられる。でも、必ず立ち上がれると確信している。 空港ラウンジでのトランジットタイムは3時間。ランチを頂き、シャンパンを傾け、さぁ、もうすぐラストフライトだ。 まだまだあると思っていた長旅も、もう終わり。何だか寂しいな。つくづく自分は、ずっと旅をし続けていたい性分なのだと思う。旅というか、地球の隅々を観て回り、あらゆる自然に感嘆し、そこに生きる人々と共に笑う。 「Where are you from ? (あなたの出身国はどちらですか?)」 「I came from Earth (地球出身です)」 僕はそんな風に答えるため、この星を選んだのだろう。 さぁ、花粉全開の日本へ戻りますよ。えいやっ! ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
キヌア2023-03-09 Thu 18:43
![]() アラスカであれば、星野道夫さん。アンデスであれば、高野潤さん。そう、日本が生んだ世界へ轟く自然写真家だ。 その高野さんに、生前ペルー・クスコの酒場で聴いたことがある。 「高野さんの写真って、無限にあると思うのですが、昔から今まで売れ続けている写真ってありますか?」 「何度も、何度も売れているってことか?」と酒をあおる。 「はい」 「マチュピチュとか、アンデスの子供たちの写真だと思うだろ?」 頷く僕に、ちょっといたずらっ子のような瞳を輝かせて言う。 「キヌアだ」 「あの、アカザ科の?」 「そう、スーパーフードのキヌア」 「そのどんな写真ですか?」 「キヌアの実が付いている写真。哲也もしっかりと撮っておいたほうが良いぞ」 そう、何度も売れる写真というのは、古今東西、人があまり目にしないもの。あったとしても、それらに注意を払わなければ見過ごしてしまうもの。写真家とはつまり、人の見ない、観られないものを提示する仕事。だからこそ、高野さんの写真群の中で、最もキヌアが売れたというのは意外でもあり、大きな学びとなった。 天国にいらっしゃる高野さん、あの時のアドバイスのお陰で、キヌアの写真がまたテレビ局に売れました。有難うございます。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
未来像2023-03-09 Thu 13:16
![]() 国連加盟国193カ国中、現在155カ国ほど巡らせてもらっているが、世界はどんどん知らないことが増え、分からないことだらけになる。 1つを知ると、10個分からなくなるように、きっと地球には底が無いのだろう。50歳までに193カ国全てに足を踏み入れる予定だったが、流行り病のお陰で少しだけ伸びそうだ。55歳までに達成し、そこから世界の愛する場所で、自在に移住したい。一カ所に長くいるのか、それとも春夏秋冬で4カ所を数年かけて入れ替えていくのか? まだ確定はしていないが、心が赴くまま、ドキドキ・ワクワクする方を選んでいきたい。きな臭い世の中だけれど、どんな世界になろうとも、日々感謝を忘れず、謙虚に向き合い、素直に感動する。今この瞬間を楽しみ、周りの人たちを愛し、有限の時間を大切にしたいと思う。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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