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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

阪根大学7-1

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ふははは、2カ月ぶりの阪根大学が開校した。有難いことにこれで第七期目、その初回講座も魅力的な時間となった。
今回の講師は断捨離のやましたひでこさん、最強冒険家の関野さん、エドガーケイシーの光田兄の豪華トリオ。
ひでこさんは、災害と人災、両方から被災というものについてを、外面、内面、日常、非日常を織り交ぜて、分かりやすく伝えてくれる。自分は大丈夫、そう思っている人たちが実は被災している現代、どうして自己判断することが出来ないのかを、断捨離目線で語ってくれた。そうなのです、余白、余力がないと、僕らは選択、判断することが出来ないんですよね。
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2番手の関野さんは、石器時代へ還るプロジェクトの話。石器の大切さと鉄器の凄さ、絶対に石では切れないと言われた竹も、時間をかけ、蛇紋岩で切ったことを幸せそうに話してくれた。僕らの世代は誰もがファンだった関野さん、伝説の冒険家が、原点へ回帰していく旅にワクワクした。
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ラストは光田兄。エドガーケイシーと超古代文明について。ピラミッドの下には、実は重力を自在に変える、、、ここからは書けないな、やはり。この先、重力のリーディングを解明することによって、世界はパラダイムシフトするのかもしれない。ラストは皆で最近の近況報告や夢中になっていることを話してもらった。阪根学長が締めの一言。「やっぱり、阪根大学っていいね、面白いよ」。そうそう、知らないことを知る喜び、自分とは関係ないと思っている世界こそ、深く繋がっていることを実感する。大人の大学「阪根大学7」が走り始めました。新たな生徒さんも数多く参加していますので、もしピンと来たら、僕らと一緒に仲間になって下さいね。 https://fieldvill.wixsite.com/sakane7
あ~、面白かったあ。
            ノムラテツヤ拝
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確定申告

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帰国してから、せっせとやり続けていたのが「確定申告」。
「毎日が平和で、やりたいことをさせてもらえる日本」に住まわせて貰っているのだから、納税は喜んでさせて頂きますよ。
僕は効率を優先する方だけれど、確定申告はe-taxではなく、プリントアウトしたものを最寄の税務署で提出する。3月15日が提出期限だからか、夕方の神奈川税務署は大行列だった。20分くらい待ったかしら? 税理士に確認してもらい、控えの用紙に印を押してもらった。今年で横浜市管轄の神奈川税務署さんとはお別れ。来年の確定申告は鎌倉さん、よろしくね。
            ノムラテツヤ拝
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新世界写真504

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アンデス山脈をくまなく撮影した伝説の写真家がいる。
高野潤さん。2016年9月に他界されたが、生前に親交があった。
マチュピチュの中で、クスコの町で、村の酒場で、アンデスを旅する途上で幾度もその豪快な人柄に魅せられた。高野さんの写真を見ると、ここまで対象に真っすぐ命を賭けているか?といつも自問せずにはいられなくなる。
今まで誰も解き明かしてなかった伝統や風習、それらを丹念に追った写真群。例えば、アンデス奥地にコンドルの祭りがある。地面に肉を置いてコンドルが降りてくるのを待つのだが、肉の下には秘密の大きな穴が掘られ、そこに現地のインディオさんと共に何日も息をこらして待つ。用心深いコンドルがようやく下りて肉を掴んだ瞬間、インディオさんは地面に手を出してコンドルの足を掴む。その瞬間を高野さんは見事に撮り切った。現在、この風習は廃れ、写真を撮ることさえ不可能とされる。
昔だから撮れた写真、と片付けるのではなく、その時代にだって珍しいその伝統を調べあげ、そこへおもむき、原住民と強固な絆を作る。その先に初めて生まれる写真なのだ。この先もアンデスを撮影テーマにする若き写真家が多く出てくるだろう。でも、一度は高野さんの写真に打ちのめされるといい。それほどの写真を凌駕する、または全く違う切り口で勝負しない限り、二番煎じとなってしまうのだから。
アンデス山地を誰よりも歩き、現地の食や病気を極め続けた高野さん。最後に会った時は、こう語って豪快に笑ったっけ。
「俺は生涯をかけて、アンデスの隅々まで歩いてきた。次の本は「徒歩徒歩、トホホ旅」で行こうと思う。
星野道夫さんしかり、高野潤さんしかり、たぶん後世に残る写真というのはしっかりと地に足がついた、どっしりした写真なのだと思う。何度も見続け、その中で生涯撮り続けた対象。星野さんならカリブーだし、高野さんはアンデスの民だった。
自分もいつか命を結ぶとき、そんな対象と出会えていたら嬉しいな。どっしりと大地に足をつけて、地球を撮れる写真家になれていたらと願う。
「世界の絶景パレット100(永岡書店)」は増刷を重ねて現在8刷目。そこに使われている自分の写真は、計20回以上別の媒体でも使われてきた。
カリブ海の美しき一本道と、ナミビアの赤砂漠の光と影世界。両方とも一発勝負ではなく、何度も足を運んで撮影した思い入れの一枚だ。時間を封じ込める作業が写真家の仕事だとしたら、通い続ける時間や見続けている時間もまた、一枚の中に写り込むのかもしれない。いや、そういう状態になった時に、初めて大自然がシャッターを押してくれるのだろう。僕はこの先、何度そんな僥倖に立ち会えるのか。その数を想うと人生の短さに、胸が少し痛くなる。
             ノムラテツヤ拝
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