大きな別れ2023-04-15 Sat 16:59
![]() 大きな別れがあった。 ある場所で、今まで使ってきた相棒のカメラを水没させた。慌てて拾い上げるも、やはり修理不能との返事が。レンズは奇跡的に水が入ってなくて無傷だが、心の底から悲しくなった。 15歳からカメラに興味を持ち、それから25年間はニコン一筋。でも、2014年にソニーがα7Sを出すと、少しずつ気持ちが傾いていった。僕がカメラに期待すること、それはブランドでも、レンズの多さでも、使いやすさでもない。自分の見た通りに、ファインダーに映り、そのままの風景で写真として残せること。一見簡単そうに見えるが、それはファインダー、液晶、キャリブレーション済のパソコン画面の全てが同じ発色で出ない限り不可能なのだ。一般の写真家は、ロウという生の状態で写真を撮り、それらを現実で見た世界に仕上げていく。いわば写真の料理人のようなもの。でも、人間の記憶ほど曖昧なものはない。特に色彩は怪しく、記憶色に頼ってしまうから、現実よりも派手な色になることが多い。僕は、今、目の前にある風景をそのまま、完璧に封じ込めたいのだ。 ![]() 2014年にα7S、2015年にα7R2を買い、ニコンからソニーへ軸足を変えた。そしてソニーとプロ契約を結んでいる身として、新たなボディが出れば、購入し、自分なりに徹底的に試した。2016年以降のα7シリーズ、α9シリーズ、α1シリーズは、液晶がより精細になったが、色の出方が変わった。何度もソニーの技術者やサポートセンター、力のある重役の方々にも伝えたが、決定的な打開策は無かった。そうであれば、僕がやれることは一つ。広角側の写真はすべて古い機種のα7R2で、望遠側は最新のボディで撮る2台体制だ。そして2023年の4月、水没という事件が起こった。使い始めて8年間、日本国内はもちろん、世界各国でも常に僕をサポートし、適正な写真を生み出してくれた。 ![]() 「本当にごめん。僕のミスで水没させてしまって、、、」。濡れたカメラを拭きながら、頭を下げた。 最強の相棒を失ってしまったが、写真家という仕事は続く。新たなカメラを探し、手に入れると、やはり液晶に癖があった。でもプロカメラマンたちの集まりで、見本市のようなものが開かれた。ひとつ、もうひとつ試していくと、あるカメラに目が止まった。黄色かぶりの液晶の癖がない。透明感のある美しさが、液晶に浮かび上がった。少しばかりの色補正をかけると、8年間連れ添ってきた相棒に瓜二つの色合いが。よしっ、これならばと、そのカメラを無理言って譲ってもらった。 ![]() 自分の眼に映る風景を、見た通りに出す。これが現場で出来ない限り、僕の心はワクワクしないし、自然に没入できない。だから、カメラ選びも真剣だ。どれだけ同じように作っても、カメラにも個体差があり、個性がある。いわば結婚のようなものなのだ。新婚の相棒さん、よろしくね。既婚の相棒さん、どうぞ防湿庫で休まれてから、新婚さんに色々教えてあげて下さいね。うちは一夫多妻制です(笑) ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
Kさんより2023-04-15 Sat 12:12
![]() 今の時代、多くの人が陥ってしまう現実を、Kさんなりに模索しながら一歩一歩前に進んでこられたのでしょう。もう、人が人に教えてもらう時代から、地球と一体になり、その本質を映してもらう時代に代わってきています。 だから、何よりも自分との対話を大切にされて下さい。その奥に、地球、宇宙の真理が横たわっていますから。 おはようございます。 奄美大島、伊勢神宮、西表島と回を追うごとに、だんだんと大自然のエネルギーが身体の細胞に入り込んできて感覚が広がってきたのを感じています。現実生活の中で何とかしようと無理をしていることに薄々気づきながら、その違和感を放置してきたのですが、自然である本質の自分とつながり始めると違和感を無視できない、自分の中から本来の強さが蘇り始めた感じがしています。治療やヒーリングをいろいろ受け、進むために情報を求めてきましたが、心身の状態を理由に自分でなかなか決められず、何がしたいのか分からず、結局自分を信じずに答えを外側に求めていたということが、自分の中で浮彫りになってきました。親子関係の課題や自分に自信がもてない自己肯定感の低さに悩んできましたが、何よりも自分とつながることで依存から抜けた本来の自分を生きられる、自分で自分に課してきた呪いの制限を外し、自在に生きていいという許可を自分に出せる気がしてきました。宇宙が与えてくれるあらゆる一期一会の出会いに、自然に感謝が湧き起こるようになりました。 てっちゃんのゆるゆるツアーは、生命のゆらぎを思い出させてくれる感じがします。みんなで真の暗闇の中でホタルや満天の星を眺めていた深みのある静かな時間、カヌーを漕いで森の奥の滝を浴びたアクティブな時間、誰もいない海岸を独り占めして遠浅の海を楽しみながらこわごわ岩場まで歩いてみた達成感、少し歌って踊ってみながら誰もいないのに周りを気にしている自分もOK、無理のない自然な時間が流れていました。 海に惹かれる気持ちが強くて、最終日は石垣島の川平湾に行きました。バスで行くかタクシーを使うか飛行機に間に合うのか、バス会社の人に助けてもらいながら、右往左往しましたが、バスの1日フリーパス1000円を使って到着から出発まで1時間という限られた時間の中で、行ってみたらグラスボート体験もでき、空港までのバスの乗り継ぎも奇跡的な繋がり方で、結果オーライすべてが上手く行きました。 一人ひとりが繋がり合った宇宙の細胞の一つであるならば、いつだってみんなで支え合って成り立っている。まだ頭で考えてしまう癖がありますが、3次元的にはどんなヘンな形であっても、宇宙のジグソーパズルのワンピースとしていまここに在る自分の居場所にハマりたいと感じています。自分の声をよく聞き、直感に従い、自分軸で違和感を感じることはやらない選択をします。今回も素晴らしいツアーを有難うございました。 Kより ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
小野くん出家2023-04-15 Sat 10:15
![]() おもろいヤツは真理に向かって、真っ直ぐぶっ飛んでいる。 42歳の時、僕は小野くんと初めて出逢った。スポンサー無しで、自分の稼ぎだけで地球を遊ぶ姿に、同士を見た氣がした。その時の模様は、ブログ「地球の息吹」に記した。 http://fieldvill.blog115.fc2.com/blog-entry-3070.html その彼が、昨年インドを放浪中に出家を決めた。インド仏教最高指導者の佐々井秀嶺さんと出逢ったからだ。簡単に言えば、小野くんは現在に生きる仏陀、もっと分かりやすく言えば空海・弘法大使さまに逢ってしまったのだ。東大卒で年商100億以上だった彼が、すべての財産を奥さまへ譲り、頭を丸めた。その模様を今夜11時、日本テレビ系『マツコ会議』で、マツコさんが小野くんに根掘り葉掘り聞いてくれると言う。 https://news.yahoo.co.jp/articles/5daf6630a51eaca62f2c4e53fb711b56253f3128 普段テレビを見ない僕ですが、今の小野くんがどんな風にキラキラしているのか、拝見させて頂きますね。「お金」と「愛」、「心」と「魂」を、小野くんの明晰な言葉で、紡いでくれることでしょう。お時間がある方は、ぜひご覧ください。きっと大切な学びになりますから。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
新世界写真5352023-04-15 Sat 08:21
![]() お昼はカリブ海を望みながら、ベリーズビール二本とケサディーヤ。 「タバスコは? サルサは?」と質問すると、「ハラペーニョならある」との返答。感動してしまう。メキシコ南部からこのあたりまでがハラペーニョ圏内。以前も何本か買って、すぐに使ってしまったっけ。 浜ではペリカンが風に吹かれて涼んでいる。近づいてから望遠で引き寄せると、その鋭い眼光に惚れ惚れさせられた。緑、青、赤、黄色、マッチ箱のような四角いカラフルな家が立ち並び、半袖短パンのおっちゃんたちが、トランプに興じている。島に来るとこんなに胸がドキドキするのは、海無し県の岐阜に育ったからかな? 浜辺に転がっている大きな貝に耳を当てると、遠い昔の波音が聞こえてきた。愛すべき国ベリーズ。明日はエルサルバドルへ向かう。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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