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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

いのちをうつす

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昔は決して撮ることが出来なかった写真を、今は少しのテクニックを使えば、目で見た通りに写すことが出来る。
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僕ら写真家にとって、それは何と嬉しい時代なのだろう。露出やシャッタースピードはもちろんだが、ただ命を写すことだけに没入できるのだから。
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心を静かにし、自分と自然の境を消していく。次の瞬間、太陽は輝き、花は染まり、空気は薫る。多肉のピンクはギラツキ、ブルースフォリーが風に揺れた。
           ノムラテツヤ拝
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新世界写真665

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秋田県と同じ面積のウユニ塩湖。
そのちょうど中心に、インカ・ワシ島がある。
乾季だけに訪れることが出来る、摩訶不思議な島だ。近づいていくと、まず島を覆う柱サボテンの密集度に驚くだろう。それも、ウユニ塩湖周辺部にも見当たらない、この島だけの固有種なのだ。
「多様性」という言葉を最近、至る所で聞く。でも、どうして多様性が必要なのか?その理由を考える人はどれだけいるのだろう?
このサボテンを例にとってみようか。
「僕たち人間という生命体は、一体何者なのか?」
古代から考えられてきた一番の方法は、人間以外の生命体との差異を見出すことで、自分という輪郭を知っていく。つまり、周りの生命の種は、ひとつひとつが尊く、僕たちを知る手がかりを秘めているのだ。だからこそ、多様なものが多様である世
界が必要なのだ。そうでなきゃ、僕たちはどんどん視野狭窄症に陥ってしまうだろう。
trichocereus pascana種の巨大サボテンが、この島だけに生えてくれることで、僕たちはまた一歩、自分を知る手がかりを与えてもらっているのだ。
ノムラテツヤ拝
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