いのちをうつす2023-09-03 Sun 19:30
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新世界写真6652023-09-03 Sun 09:04
![]() 秋田県と同じ面積のウユニ塩湖。 そのちょうど中心に、インカ・ワシ島がある。 乾季だけに訪れることが出来る、摩訶不思議な島だ。近づいていくと、まず島を覆う柱サボテンの密集度に驚くだろう。それも、ウユニ塩湖周辺部にも見当たらない、この島だけの固有種なのだ。 「多様性」という言葉を最近、至る所で聞く。でも、どうして多様性が必要なのか?その理由を考える人はどれだけいるのだろう? このサボテンを例にとってみようか。 「僕たち人間という生命体は、一体何者なのか?」 古代から考えられてきた一番の方法は、人間以外の生命体との差異を見出すことで、自分という輪郭を知っていく。つまり、周りの生命の種は、ひとつひとつが尊く、僕たちを知る手がかりを秘めているのだ。だからこそ、多様なものが多様である世 界が必要なのだ。そうでなきゃ、僕たちはどんどん視野狭窄症に陥ってしまうだろう。 trichocereus pascana種の巨大サボテンが、この島だけに生えてくれることで、僕たちはまた一歩、自分を知る手がかりを与えてもらっているのだ。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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