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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

奇跡のサイ

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世界には、あり得ない光景が山ほどある。
南アフリカで見た、サイもそのひとつ。
まるでナミブ砂漠のような赤い砂丘の上に、一頭のサイが悠然と歩いていく。
こんな乾燥地を、それもあんな高いところに何故???という思うが脳裏に渦巻くが、サイがいる、という真実は動かない。
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サイはこういう生き物、そう決めた瞬間から、僕らはサイの本質から離れていってしまうのかもしれない。
分かったつもりにならない、知ったつもりにならない、野生動物との隔たりは、そんなところにあるのかもしれない。
           ノムラテツヤ拝
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後ろ姿

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後ろ姿が、何よりも雄弁に語る。
大きな背中の父親が、子供に大切な体験を教え、伝え、後押しする。
さぁ、行ってこい。指をさし、子供はそこを目指す。
「今年は私が生きてきた70年間で、最も美しい花園だよ」
父親の愛に応えるように、花たちは体を揺らし、魂を震わせた。
            ノムラテツヤ拝
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新世界写真670

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夕陽がゆっくり高度を下げるにつれて、山も鱗雲も黄金色に染まっていく。
やがてガイズラーの頂上部だけが深紅に照らされると、もう風景は異次元に。
まるで空が火事になってしまったかのよう。あっちも、こっちも、全て燃やせるものは、染まっていく。
「最初からこんなに凄くていいの?」
ガイズラー山群は、茶目っ気たっぷりに笑っているようだった。
憧れ続けた風景を前に、毛穴の一つ一つで清麗な風に乗る草原の薫りを感じる。鳥たちが森へ帰っていく美しき姿を記憶の断片に留める。そしてこの神々が作り上げた彫刻のような山々とドロミテ最奥の小さな村を、全細胞で受け止める。
僕は今、憧れたドロミテの真っただ中にいた。
               ノムラテツヤ拝
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