蕎麦の津波2009-05-04 Mon 09:15
![]() そばの奥深さに魅了されながら8品目の天ぷらが出てきた。 ナスにエビ、そしてコシアブラにフキノトウ。 山菜の王様コシアブラは帰国後に食べたけれど、フキノトウは食べられず仕舞いだったので胸が躍った。衣の付き具合も完璧。食べるとサックリ中はホクホク、フキの苦味が後味で広がった。 ![]() 蕎麦の奥深さと同じくらい、天ぷらの揚げ方っていうのは深いと思う。事前に冷水に付けたり、温度を低温でジワッとあげたり、それぞれの工夫で成り立っている。 9品目は直球のザルが出される。妙に甘い付け汁が氾濫する日本には珍しく、出汁の味だけするシンプルな汁だった。 ![]() そして出ました。10品目は蕎麦の世界で最も好きな、蕎麦がき。 本当は蕎麦湯に入っているものではなく、蕎麦がきだけで出されるほうが好きだけれど、こんな風に浮いているのも風雅だなぁ、と口元へ。蕎麦の味が、舌上でパツパツと爆発した。 ![]() 11品目は、オリジナルの「銀糸そば」。みょうがなどの薬味が、封じ込まれた一品。 ![]() 12品目がオオバを刻んだ蕎麦ご飯。麦ごはんの麦の代わりに蕎麦の実を使用していた。 んもう、お腹がはちきれそう。 ![]() そしてついにラスト、締めのレモンシャーベットに蕎麦の実がかけられていた。甘味は抑えられ、レモンそのものの味だけでシンプルに作られていた。 シンプルに作る。これはどれだけ手間をかけるかという事実に繋がってゆくのだ。 極上の蕎麦店が、岐阜市内にある。 いつやっているか分からないけれど、縁があればいらして下さいね。 それからはマダムの方々と2時間ほどおしゃべり。 それは懐かしく、やわらかい時間だった。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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