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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

黄金の囲い・コリカンチャ

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クスコに戻り、夜のコリカンチャを見に行った。
翌日、飛行機が3時間ほど遅れると分かったので、空港からタクシーを借りて町へ戻った。
向かった先は、コリカンチャ。意味は黄金の囲いだ。
そこで、インカで一番小さい石組みを見たり、ある場所に建つと、いくつもの窓の向こうが見えたりした。
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「てっちゃん、ラケールがコリカンチャで神事をするんだよ」
突然のひろちゃんの言葉に驚いた。
ラケールとは共通の友人で、エネルギーに非常に敏感な神官のような女性。
彼女がここで? 僕はぜんぜん想像が出来なかった。
なぜなら、コリカンチャはエネルギーが強くないから、というか非常に弱いから。なぜここでラケールが神事を?
そう思っていたら、体がある場所へ吸い寄せられた。
まさか、そう、そのまさかだった。
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コリカンチャはエネルギーが無いのではなく、天の気と地の気が打ち消し合うところ、つまりゼロ磁場だった。
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日本の南アルプスにもあるが、このゼロ磁場に入ると、体は不思議に軽く感じる。エネルギーが無いのではなく、上下から体の中心に入ってくる感じだ。
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そしてその場所から少し離れると、もうゼロではなくなる。
インカはエネルギーを大切にした文化。
だとしたら、この黄金を張り巡らした豪華葬礼の建築は、この磁場を守るために作られたのかもしれない。ある一点のゼロ磁場に人が入れば、病人も快方に向かうだろう。だからこそ、ここはインカの歴代の皇帝たちが、大切に保護していたのかもしれない。
歴史って、面白い。
きっとその時代の人々が、いつも何かを囁いてくれているのだ。
                  ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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コメント

野村さんの写真や文章を
読んでいると
知らない場所・出来事など
たくさんあるのだな~と
痛感してしまいました。
それと、心も癒されます!!

ありがとうございます!!
2012-10-28 Sun 19:23 | URL | いつき [ 編集 ]
いつきさんへ
どうも有難うございます。知らないこと、おもしろいことは世の中に沢山ありますね。だから世界は美しいのでしょうね。今日も全ての生命に感謝します。
             のむらてつや拝
2012-10-30 Tue 22:19 | URL |  野村哲也 [ 編集 ]

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