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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

益美や

益美や(c)

キタキタキター!!!
山梨へやってきて2週間が過ぎようとしている。
毎日昼は吉田うどんの探検にでかけ、唸るときもあれば、うなだれるときもある。
昨日までに行った店は12軒。連日はしごをしているから、完全制覇も一年後くらいにはできそうだ。
そして今日の昼、最高の、いや今までで最も硬い、最硬のうどん屋と出逢った。場所は極めて分かりにくい。ナビに電話番号を入れても勿論でないし、住所をうってもイマイチな反応。現地の人に聞きながら、細い路地を過ぎると、完全な民家が現れた。まさに絵に書いたような、おばあちゃんの家だ。
車を降りると、キャベツを茹でた甘い香りが漂ってくる。
立派な手彫りの看板を横目に暖簾をくぐる。
看板(c)

う~ん、いいっ。これまた畳が敷き詰められた和風の室内。
席についてメニューを見る。壁には何故かローリングストーンズの舌を出したマークが飾られている。
さっぱりうどん、なるものを頼んでみる。
3分後、目の前に現れたうどんに、興奮した。麺があまりに太い、そして見事なねずみ色なのだ。
さっぱりうどん(c)

食べ方に従ってレモンをしぼって、大根おろし崩し、混ぜ合わせる。箸で麺を持った瞬間、腕が喜ぶ。だって、麺があまりに重いから。
さっぱりうどんの食べ方(c)

長く太い。ピカピカ光沢があり、所々ねじれている。
僕がうどんに求めるのは、この四隅の張り、そして硬さだ。
だから温かいうどんは殆ど食べない。主人が命をかけて作り上げたこの四隅を全身で楽しみたい。
かたぁぁぁぁぁぁ。
なんじゃ、この硬さは。四隅があまりに張りすぎて、喉へ落ちていかない。
あまりに嬉しくて体温が上がってくるようだ。
さっぱりうどんをあっと言う間にたいらげ、冷やしうどんを頼む。
天かすを上にまぶして食べると、もう涙ものの味。
もう一杯おかわり。体がずっと食べ続けていたい、とサインを出していた。
忍野のWうどんに、バランスの美也樹さんが合わさった感じ。
僕にとっては、ナンバーワンに益美やさんが、上がったのは言うまでもない。
吉田うどんは深い、なんとも深い。これから一体、どんな店が現れてくるのだろう。
                               ノムラテツヤ拝
冷やしうどん(c)
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テーマ:食べ物の写真 - ジャンル:写真

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